「不妊症の治療に革命をもたらした」といってもよい治療。
    それが「体外受精」です。
     
    「体外受精」はタイミング療法や人工授精にくらべて妊娠率が高いのですが、とても費用がかかるため、チャレンジするのを迷っている夫婦も多くいます。
    また、心身的にも負担が大きいのも事実です。
     
    だからこそ体外受精の流れや成功率、リスク、費用について詳しく知っておきたいものですね。
    なので今回は、その「体外受精」にスポットをあて、なるべく分かりやすく紹介していきたいと思います。

    体外受精(IVF)とは?


     
    体外受精とは、子宮内から取り出した卵子を体外で受精させます。
    そして、その受精卵を培養した後に子宮にもどす治療方法です。

    体外受精はタイミング法や人工授精からステップアップした治療法です。

    自力での受精がむずかしい人への治療に利用されます。

    【まず知りたい】自然妊娠と体外受精の流れの違い


     

    いかに体外受精が「運が無関係な治療方法」なのか?ということを説明する前に、自然妊娠は「いかに運が良くないと成功しないか?」ということをご紹介しますね!
     


     

    自然妊娠のプロセス

     
    1)夫婦で仲良しをしたら精子が膣に出てきます。
    精子はこの「膣」を一直線に子宮に向かって進まなくてはいけません。
    ですから「精子の直進率」が大切になってくるのです。
     
    2)無事子宮に行くことができたら今度は卵管を通って卵管の隅で卵が来るのを待ちます。
    ですが、女性側が卵管にトラブルを抱えていると卵管の隅に精子が来ることができません💦
     
    3)排卵すると卵巣の中に卵が出来て、運が良ければ卵管の中に入って精子と出会います。
    つまり運が悪ければ卵は卵管の中に入らず妊娠に至りません。
     
    4)卵管の中に入った卵は精子と出会って受精します。
     
    5)受精して分裂した赤ちゃんの細胞は5日間かけてゆっくり子宮へと向かいます。
     
    6)無事子宮にもぐり込むことができたら妊娠となります。

    この他にもたくさんのプロセス(ハードル)があるのですが、自然妊娠の場合、これだけのプロセスを全てクリアした時だけ妊娠に至るということになります。

     

    体外受精のプロセス

    それでは体外受精のプロセスはどうなのでしょうか?

      
    1)排卵誘発剤などで排卵を促します。
     
    2)卵が大きくなり熟したら採卵します。
     
    3)媒精(ばいせい)といって採卵した卵に精子をかけ、受精させます。
     
    4)培養させて細胞を分裂させます。
     
    5)赤ちゃんの細胞を子宮に移植します(胚移植)
     
    6)妊娠チェックをします。

     
    自然妊娠と比べて限りなく運が無関係なことが分かりますでしょうか?
    精子の状態が悪かったとしても卵管にトラブルを抱えていたとしても妊娠が可能なのが体外受精ということになります。

     

    体外受精にステップアップする基準


     
    体外受精は、タイミング法や人工授精をおこなっても妊娠しない場合の次のステップになります。
    いつステップアップするかは、その人の年齢や体の状態によって変わります。

    では、その基準を見ていきましょう!

     
    • 人工授精を5~6回おこなっても妊娠しない(35歳以下の場合)
    • 不妊治療を2年以上続けていても妊娠しない
    • 卵管閉鎖障害
    • 排卵障害
    • 子宮内膜症や腹膜炎の後遺症で骨盤内に癒着(ゆちゃく)がある
    • 卵巣年齢が高い
    • 男性不妊で人工授精では妊娠が難しい

    などです。
    これらに当てはまっていなくても、高齢妊娠を希望する場合は、通常より早い段階で人工授精から体外受精にステップアップすることが多く、人工授精をせずに、体外受精をおこなうこともあります。

     
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    体外受精が向いている人のまとめ

    女性の場合です!

    自然妊娠(タイミング法含む)で授からなかった人や人工授精に複数回失敗された人。
    卵子の通り道が詰まっている人(卵管閉塞や子宮内膜症)
    そして近年増え続けているのが高齢によって卵子の老化を気にしている人です。
     

    男性の場合です!

    なんらかの障害により精子が正常に機能しない・量が極端に少ない場合。(射精できない場合も含みます)
    そしてこれらのことについては精子検査をしなければ分からないことが多いことが問題となっています。

     

    体外受精の種類


     

    体外受精・胚移植(IVF-ET)

     
    受精後2〜3日ほど体外で培養したのち子宮に戻す方法です。
    初期胚移植」ともよばれています。

     
    体外受精・胚盤胞(はいばんほう)移植(IVF-BT)
     
    さらに、受精後5〜6日程度培養して胚盤胞の状態まで受精卵を成長させてから戻す方法です。
    胚盤胞移植」とも呼ばれます。

     
    自然妊娠でも、受精卵は子宮内膜に到達するまでに7〜10日ほどかけて、成長しながら卵管を通っていきますが、胚盤胞移植の方がより着床率が高いとされます。
     
    受精卵についても、培養した後そのまま子宮に戻す方法以外に、凍結胚移植があります。

    「凍結胚移植」とは?

     

     
    一時的に受精卵を凍結させ、ホルモン補充などで母体の子宮内膜を整えてから子宮に受精卵を戻す方法です。

    最近では凍結胚移植により出産に至った女性が増えています。

    体外受精の前にする検査


     
    まずは、事前に検査しておかなければいけないこともいくつかあります。
    また、検査して悪いところを直しておくことによって体外受精の成功率が上がる可能性も高くなります。

    女性の場合

     
    生理3日目前後:ホルモン検査
    生理終了時:子宮鏡検査
    子宮内膜にポリープやイボなどができていると治療の妨げになります。
    もし、そのような異常があったら先に治しておく必要があることがあります。
    生理終了後:抗核抗体検査
    抗核抗体検査とは免疫検査のことです。
    女性が免疫に病気を持っていると「赤ちゃんを異物」と勘違いして攻撃してしまうことがあります。

     

    男性の場合

     
    随時:精子検査
    体外受精は精子の状態が悪くても影響しないと言われていますが、相当悪い場合には顕微(けんび)受精など別の治療法を考えなければいけないので大切な検査です。
    それに、そもそも精子がなければ妊娠はありえないですものね💦
     
    随時:B型肝炎の検査
    最近では男性のB型肝炎というのは性病扱いになることもあるそうです。
    というのも男性がB型肝炎を持っていると精子にウイルスが付いている場合があるからです。

     
    これらの検査は病院によっては行わないところ、またはもっと多く行うところもあるかもしれませんが、こういった事前検査は体外受精を成功させるためにも大切な検査だということを覚えておいてください。

     

     

    体外受精の流れ・スケジュール

    ここでは一般的な体外受精の流れやスケジュールを紹介していきますね!

     

    体外受精の流れは、大きく5つのステップに分かれます。
    生理の数日後からスタートし、「排卵→採卵→精子採取→受精→胚移植」という流れで進みます。
     
    また、体外受精にはきちんと成長した卵子の排卵が必要なので、女性の月経周期に合わせて治療のスケジュールが組まれます。

     
     

    1日目:排卵を抑える

     

    「生理が始まった日から」体外受精の治療を開始します。
    まず最初は点鼻薬を使い、適切なタイミングまで排卵が起こらないように抑えます。
     
     

    3〜10日目:卵胞を育てる

    排卵誘発剤を使用して、卵胞を成長させます。
    この期間は排卵を抑える点鼻薬の使用を継続して、十分に卵胞が成長するようにします。
     
     

    11日目:排卵を促す

    排卵を育てる期間では「卵胞がきちんと育っているか」を確認します。
    次に卵胞が十分に成長したとわかったら、hCG注射をして「成長した卵胞から卵子を排卵するよう」に促します。

     
     

    12〜13日目: 採卵する

    排卵誘発剤を投与した後に、卵胞を超音波検査でモニターします。
    そして、約36時間後(排卵日の直前)に卵子を採卵します。
    直接膣内に器具を入れて取り出すので、採卵時は麻酔をするのが一般的です。
    処置は10分程度で終了し、その日のうちに帰宅できることがほとんどです。

     
     

    12〜13日目: 精子採取(採卵と同日)

    精子の採取は、病院内か自宅にて行います。
    射精をしてから2時間以内に専用器に入れた状態で病院へ渡します。
    精子はその後、遠心分離機にかけて質の高いものだけを選定します。
     
     

    13日目: 受精させる

    採卵して「培養液の中に入れられた卵子」と、採精した中から取り出した「元気の良い精子」とをシャーレ(ペトリ皿)上で一緒にして受精させます。

    3~12時間後には受精卵になります。
     
    【受 精】
    受精方法は、体外受精顕微授精の2つの種類があります。
    ・体外受精…シャーレ上で精子が卵子の中に入って受精するのを待つ方法
    ・顕微授精…顕微鏡下でガラス管を使って、卵子の中に精子を注入する方法

     
     

    16日目: 胚移植する

    受精卵の中から良質なものを原則一個を選んで、子宮内に戻します。

    細いカテーテルを膣から入れて移植します。
    移植自体は数分で終了し、痛みもほとんどありませんが、移植後は2~3時間病院で安静にします。
    また、胚盤胞移植では18日目くらいが目安になります。
     

    妊娠判定!

    胚移植後は、着床率を高めるために黄体ホルモンの補充を注射や張り薬でおこないます。
    移植後約2週間後に採決や採尿をして妊娠の判定をします。
     
    それぞれのプロセスで色々な方法がありますので、自分に一番良いものを選びましょう!

     

    排卵誘発法の種類

    ・ロング法(よく使います)
     
    ・ウルトラロング法
     
    ・ショート法(よく使います)
     
    ・ウルトラショート法
     
    ・アンタゴニスト法(よく使います)
     
    ・自然周期法
     
    ・クロミフェン(クロミッド)法(よく使います)
     
    ・クロミフェンとFSH/hMG法(よく使います)
    などがあります。
     
    基本はロング法、ショート法、アンタゴニスト法、自然周期であとは、その応用バージョンです。
    ここでは、よく試される上記の4種類について紹介していきますね。
     

    ①ロング法
     

    一番スタンダートな方法です。
    この方法の良いところは、採卵できる卵子数も、多く取れることが多いことです。
     

     
    【治療方法】
    生理前の頃から、卵を育てるホルモンを分泌刺激する薬(一般的に点鼻薬)を使います。
    この方法は結果的に、卵を育てるホルモンを一時的におさえます。
    そうしておいて、ホルモン調節を病院で管理し、次に、生理3日目頃より、卵を育てる注射をして、卵の成長を促します。
     
    【メリット】
    ・採卵できる卵子数が多めなので、たくさん取れれば痛みのともなう採卵を毎回しなくてよい。
    ・採卵数が多く取れる傾向があるので、1採卵あたりの妊娠率は高い
     
    【デメリット】
    卵巣機能の落ちている人には、この方法は向きません
    (卵巣機能が落ちてきている場合は、ショート法か自然周期にする)
    ・卵を育てる注射を、10日ほどする必要があるので通院が必要になります。※
    ・卵巣刺激をするので、卵巣刺激に過敏な人(一部の人)は卵巣が腫れるリスクがあります。

     
    ※自己注射する方法や採卵周期の前に、1周期ピルを使い、卵巣を休めてから治療をおこなう場合もあります。
     
    ②ショート法

    卵巣機能が少し落ちてきたときの方法です。
    ロング法と似た治療法なのですが、ちがいは薬を使う期間が少し短いだけです
     
    生理が始まってから薬を使い始めます。
    治療方法だけみれば、薬を使う期間だけの差ですが、ホルモンの分泌が違ってきます。
     
    ロング法では、卵を育てるホルモンを一時的におさえますが、この方法はホルモンをおさえることはせずに一時的に強めに分泌させます
    これをフレアアップといい、卵巣機能が落ちた人の後押しになるのですが、その後の卵巣機能は薬を使うまえと同じように弱くなっていきます。
    あとは、卵が育ったころに採卵です。

     

     
    【メリット】
    ・ロング法が使えない人でも、比較的、多めの採卵が期待できる
    ・卵子がたくさん取れれば、毎回採卵しなくていい。
     
    【デメリット】
    ・ロング法と同様、卵巣刺激に過敏な人には、注意が必要。
    ・ロング法があっている方とは違い、ショート法は卵巣機能が少し落ちてきた人に行われる方法なので場合によっては、この方法でもたくさん取れない場合もある。
    ・卵巣刺激をするこの方法は、毎月はおこなわない

     
    ③アンタゴニスト法
     

    ロング法やショート法は、卵を育てるホルモンを分泌刺激する薬を使うのに対しアンタゴニストは、直接ホルモンをおさえる薬です。

    つまり、正反対の作用の薬を使うわけです。

     
    【メリット】
    ・ロング法と違い、素早くホルモンをおさえるので、長期的に薬を使わなくていいため、患者さんのストレスや負担が少なくてすみます。
    ロング法にくらべて、卵巣の反応性が良好という報告もあります。
     
    【デメリット】
    2006年に日本に導入されたばかりの治療法で、実績や症例が少なめです。

     

    ④クロミフェンによる卵巣刺激法(自然周期)

    タイミング療法などを経験された人には、おなじみの薬です。
    クロミフェンの内服の代わりに注射をする場合もあります。
     
    この方法は、体の負担の少ない治療法ということで、自然周期法やクロミフェンによる方法を選ばれるケースもあれば、卵巣機能が落ちている人では、ロング法、ショート法ではうまく採卵できない場合が多いため、消去法でこの方法が選ばれる場合もあります。
     

     
    【メリット】
    ・卵胞を育てる注射に毎日、通院する必要もなく、検査も少ないので時間の負担や、治療費も節約になります。
    ・卵巣刺激の負担が少ないので、毎月でも治療は可能。
     
    【デメリット】
    ・採卵できる卵が、通常1個、多くても2~3個です。
    採卵1回あたりの妊娠率は低くなります
    ・ホルモン制御をしていないため、予想より早く排卵がおこり、採卵しようとしたときに、すでに排卵した後で卵子がとれない事もあります。
    ・時期が早すぎて、卵子が未熟な場合もあります。
    ・採卵1回あたりの採卵数や、妊娠率が他の方法とくらべ低いため、回数を重ねることが多くクロミフェンの副作用で、内膜が薄くなり着床しにくいことも問題となります。

     

    <排卵誘発法のまとめ>

    クロミッド法
    自然周期法
    ・FSN/hMG+
    アンタゴニスト法・クロミッド+
    FSN/hMG+アンタゴニスト法
    ロング法
    ショート法
    かかる費用 安い やや高い 高い
    採卵できる
    卵子数
    少ない やや少ない 多い
    身体への負担
    (副作用)
    小さい やや大きい 大きい

     
    病院では体外受精のときに、ホルモン補充など、できるだけの対策をしてくれますが、それ以上の事はできないのが現状です。
     
    それ以上の事は、自己努力で、自分の体を良くしていって少しでも、卵巣の状態をよくして、卵胞の育ちを良くすることが肝心です。

    体外受精の成功率は?

    20代・・・約60%
    30~34歳・・・約45%
    35歳~39歳・・・40%以下
    40歳以上・・・20%以下
    45歳…約5%

    高齢妊娠を希望する場合は、採卵や受精はできても、うまく細胞分裂が起こらなかったり、流産の確率が上ってしまうのです。

    リスクはあるの?

    体外受精にはリスクもあります!

    • 多胎妊娠(流産・早産・低体重出生のリスクが上がる)
     
    • 子宮外妊娠
     
    • 薬や麻酔の副作用
     
    • 採卵時の出血・感染
     
    • 卵巣過剰刺激症候群など

     

    多胎妊娠(たたいにんしん)


     
    体外受精では、双子や三つ子といった多胎妊娠が多い、と聞いたことはありますか?
     
    体外受精による妊娠率を上げるために複数の胚を移植すると、多胎妊娠の確率がたかくなります。

    多胎妊娠のリスクは?

     
    妊娠高血圧症候群などの合併症をおこしたり、流産早産につながる可能性がたかくなります。
     
    ・多胎妊娠にならないようにする為の予防策

     
    日本産科婦人科学会が2008年に「生殖補助医療の胚移植において、移植する胚は原則として単一とする」という見解を出しました。
     
    35歳以上の女性、または2回以上続けて妊娠不成立であった女性を除いては、複数の胚を移植することを原則禁止としています。

     
    これによって、現在では多胎分娩で生まれる子供の数は減少し、早産率も低下しています。
     
    自然妊娠では…?

     
    自然妊娠で授かる確率は、全出生数の1%以下です。
    自然妊娠の場合、多胎妊娠の原因は確かなものはなく、偶然的なものだと考えられます。

    卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

    排卵誘発剤によって過剰に刺激を受けると、卵巣が腫れ上がり、重症化すると腹水や胸水がたまります💦
    自覚症状には、お腹の張りや腹痛、体重増加、吐き気などが見られます。
     

    どんな種類の排卵誘発剤でおこる?

    とくに「ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)」によって排卵誘発をおこなったときに、20~30%の割合で卵巣過剰刺激症候群がおこるといわれています。
     
    hMG製剤やFSH製剤といった排卵誘発剤の投与中に卵胞が過剰に発育したときには、排卵誘発剤の投与を中止して重症化をふせぎます。
     

    卵巣過剰刺激症候群になったときにはどうする?

    軽症のときには、自宅安静もしくは通院をして、経過観察しながら不妊治療を続けていくことになります。
     
    重症化してしまうと、入院して水分・塩分を管理するほか、「アルブミン投与」や「腹水穿刺」が行われることもあります。
    「腹水穿刺」とは、お腹にたまった体液を針を刺入して吸引することです。

    採卵時の出血・感染


      
    普通はそのまま体内に吸収されますが、出血が多量になると輸血や開腹手術が必要になることがあります💦
     
    また、ごくまれですが、採卵時に細菌が入り込み、骨盤内感染を引き起こすことがあります。
     
    採卵後に強い腹痛や発熱がおこったときには、すぐに病院を受診しましょう。
    抗生物質によって治療が可能ですが、炎症が進むと移植を中止する場合もあります。

    体外受精のリスクを予防する方法はあるの?

    現在のところ、体外受精でおこるリスクは、排卵誘発や採卵、胚移植といった必要なプロセスの結果としておこるものなので「絶対に予防できる」という予防法はありません。
     
    ただし、「卵巣過剰刺激症候群」や「採卵後の感染」など、自覚症状が現れるものもあるため、体調の変化を感じたらすぐに担当医に相談しましょう。
     
    また、このようなリスクについてもきちんと理解して、医師と相談しながら進めていくことが大切です。

    費用や期間の平均は?


     
    治療を続ける期間と費用の平均は約2年で122万円
     
    かなり高額です!!
     
    体外受精は保険適用外なので経済的負担は大きいですが、助成金を利用することができる場合もあります
     
    厚生労働省が始めた制度で、「特定不妊治療費用助成制度」というものがあります。
     
    体外受精や顕微授精以外の治療法では妊娠の見込みがなかったり、可能性がとても低い場合に、体外受精や顕微授精にかかる費用を一部助成してくれるというものです。
    夫婦合算合計所得額730万円の所得制限で、一回15万円の助成金を受けられます。
     

    上手に利用していきたいものですね。

    体外受精(IVF)

    体外受精を続ける期間の平均は1年11か月です。

     
    かかる費用は「タイミング法」や「人工授精」よりぐっと高くなり、平均122万円
     
    一回の体外受精で約50万円必要なので、治療を続けていくためには、コストがかなり必要になってくるといえます。
     

    顕微授精;けんびじゅせい(ICSI)

    顕微授精を続ける期間の平均は4年です。

     
    どのステップよりも長くなっています。
    かかる費用は平均227万6000円で、一回の顕微授精に約51万かかります
     
    不妊治療も、体外受精や顕微授精までいくとかかる期間や費用がとても大きくなってくることがわかります。
    夫婦だけの経済力では治療を続けることがとても大変で、親の援助を受けて治療を受ける人も少なくないようです。
     
    ま と め
    「体外受精」について色々と見てきましたが、かなり負担が増しそうです💦
     
    なので、体外受精を受ける時には、まずどのような治療法なのか、成功率やリスク、コスト面などをしっかりと理解する必要がありますね。
     

    タイミング法や人工授精に比べると妊娠率は高くなりますが、その分経済的負担、精神的負担はふえてきます。
     
    体外受精をするお金を貯めている間、何にもしないでヤキモキされているご夫婦には、自宅で自分たちで出来てお金も負担にならない「人工授精 シリンジ法キット」を試してみるのもおススメです!
    詳しくは、こちらで紹介していますね!

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    2017.9.17
    [marker]「赤ちゃんが欲しい」と思っているカップルの方々。 自宅で簡単に人工授精ができる!って知っていましたか⁉ わざわざ病院に行って「1回あたり平均1万5千円」と[fontsize s…

     
    どのタイミングでステップアップするのか、どれくらいの期間治療を続けるのかを夫婦でしっかりと話し合い、後悔しない選択をしてくださいね。

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