妊活中・妊娠中の人なら一度は「葉酸って、どうなのかしら‥」と思ったことがあるはず…。
     
    厚生労働省でも葉酸を摂取することを奨めているので、妊婦さんのほとんどが飲んでいると言っても大げさではない「葉酸サプリ」ですが、実際、葉酸のことを皆さん、どこまで知っていますか?
     
    「まわりの人が飲んでいるから」なんて人はいませんか?
    「先天異常を防ぐっていうから…」ということだけしか、知らないなんて事ありませんか?
     
    ちょっと、待って!
     

    サプリメントといっても、副作用や注意点はつきものです!
     
    メリットだけでなく、副作用や、デメリット、危険性などもあります。
     
    葉酸サプリが妊活中や妊婦さんと大事なかわいい赤ちゃん、または男性にとっても、とても重要な栄養素であるからこそ、その「葉酸サプリ」について、知っておく必要があると思います。

     
    なので、ここでは「葉酸サプリ」のあれこれを見ていきたいと思います。

    葉酸による副作用が起こるケースと症状


    妊娠中の葉酸を飲むことでの副作用を心配する人も多いのではないでしょうか?
     

    葉酸は「水溶性ビタミン」で、少しくらい摂りすぎても、尿として体の外に排出されるので、副作用のリスクは比較的少ないと言われています。
     
    しかし、大量に摂りすぎてしまうと、体の外に排出される前に、副作用が出てしまいますので、気を付けなければいけません💦
     
    1日の葉酸摂取量のめやす

     
    厚生労働省は、妊娠中の目標摂取量として食事以外にサプリメントで400μg(マイクログラム)の葉酸の摂取を推奨しています。
     
    妊娠していない時に摂取したい葉酸の推奨量は、1日あたり240μg
     
    妊娠すると、1日に摂取したい葉酸の推奨量は「480μg」と倍になります。
     
    ちなみに授乳期には1日「340μg」が必要とされています。
     
    妊娠期間中に必要な葉酸は1日当たり480μgですが、妊娠3カ月までの間は1日当たり640μgの葉酸摂取が必要となります。(そのうち400μgはサプリメントからの摂ることが推奨されています。)

    ※妊娠の1カ月前から妊娠3カ月までの妊娠初期の間は、胎児の神経管閉鎖障害の症状が現れるリスクを減らすことを目的に、400μgの葉酸をサプリメントなどから摂ることが推奨されています。

     

    過剰摂取量としては1000μg以上を設定しています
     
    なので、1日1000μgの葉酸摂取の生活を続けた場合は副作用のリスクがあがると言われています。
     
    妊娠中の葉酸サプリとしての推奨量が400μgなので、2.5倍の量ですね。
     
    普通、水溶性ビタミンは尿として体から出てしまうので、2.5倍の量をとるのは不可能のような気がします。
     
    ですが、葉酸サプリの場合は、食品よりも体内に吸収されやすいことから、摂取時は1日の用量を守ることが大切なのです。
     
    葉酸の過剰摂取による副作用の症状

     
    ・食欲不振
    ・吐き気
    ・不眠症
    ・むくみ
    ・紅斑(こうはん:毛細血管の充血によって皮膚にできる赤い斑点のことをいう)
    ・かゆみ
    ・呼吸障害
    ・亜鉛の吸収率低下など

    ※ひどい場合は、胎児の喘息リスクがあがるケースもあるといいます。

    1日の用量を守りましょうね。

    ビタミンB12欠乏症の診断が困難になることも

    葉酸はビタミンB12と協力して、赤血球を作る働きがあります。
     
    赤血球は、血液を構成している主成分で、酸素や二酸化炭素を運ぶ役割をしてくれていて、もし、これが作られないとなると大変なことになっちゃいます。
     
    葉酸やビタミンB12が欠乏して、正常な赤血球が作られないと、不完全な赤血球「巨赤芽球」が増えて貧血になってしまいます。
     

    これを「巨赤芽球性貧血」と呼びます。

     

    ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血の治療で、葉酸を投与した場合には貧血は治まります。
     
    しかし、ビタミンB12欠乏による「しびれ」「運動失調」などの神経症状は解消されません

     
    ここで問題となるのは、葉酸を過剰摂取したことにより、ビタミンB12欠乏症の診断が遅れてしまうこともあるということなのです。

     

    妊娠後期に葉酸サプリを飲むと赤ちゃんの喘息(ぜんそく)の確率があがる?

    オーストラリアで発表された研究結果の中で、
    『妊娠後期(30~34週)に、葉酸を高用量補足(1日1000μg)すると、胎児の小児喘息のリスクが25%と高まる』
    という報告があります。
      
    この情報から『妊娠後期に葉酸を摂取すると』小児喘息のリスクが高まるとおもっている人も多いようです。
     
    しかしこれは、あくまで妊娠後期(30~34週)に、合成の『モノグルタミン酸型の葉酸』を1日1000μgを摂り続けた結果、リスクが高まったという研究結果です。
     

     
    妊娠後期は、葉酸の摂取量を守るように気をつければ特に心配はないとされています。
     
    葉酸を摂ることは、妊娠前から妊娠後期までの間、母体や胎児の機能を生成していくうえで欠かせない栄養素なのです。

     
    葉酸のすごい効果と効能について詳しくはこちらで紹介しています。
    【妊活中・妊娠中の方必見】葉酸のすごい効果と効能!
    2017.5.25
    「葉酸って、妊娠中にいいって言われているよね~⁉」 そうですね!確かに、葉酸は妊娠中にいいんです。 でも、みなさん、それ以外の事って葉酸について知っていますか? ただ、飲んでいるだけでは、もった…

    葉酸の過剰摂取の基準量の目安

    葉酸サプリメントで400μgを補給して、食事から摂った量を含めると1日1000μg超えてしまうのではないか?と思う人もいるのではないでしょうか?
     
    葉酸は先ほど紹介したように、水溶性のビタミンです。
     
    なので、熱や水分に弱いので、調理段階で葉酸の栄養素は約50%消失してしまいます💦
     
    そして、食品から摂取した葉酸も全てが吸収されるわけではありません。
     
    なんと! 体内吸収率50%!
     
    葉酸がたくさん含まれている食品の1つに「ほうれん草」があります。
    ほうれん草は100gあたり210μgの葉酸を含んでいます。
     
    しかし、ほうれん草を100gを調理して食べたとしても、最終的に体に吸収される葉酸は約50μgです。
    1000μgの葉酸をほうれん草で摂取しようと思ったら、2㎏のほうれん草を食べることに。
     
    2㎏のほうれん草なんて食べれるわけありません。
     
    これで、食品から大量の葉酸を摂ることは現実的に【不可能】ということが、分かりましたね!
     
    なので、私たちが気を付けなければいけないことは、葉酸サプリを摂取しすぎないことだけなのです!

    妊娠時の周期別の葉酸サプリの必要性と摂取量


    また、葉酸の摂取量は、妊娠前・妊娠中や妊娠中期・妊娠後期と周期によっても違いがありますので注意しましょう。
     

    妊娠前から妊娠初期

    妊娠前の葉酸の役割

     
    妊娠初期(4週から7週~)の胎児の脳や脊髄の形成・成長など色々な機能のはたらきをサポートします

      
    胎児の神経管の形成が上手くいかないと、脳瘤(のうりゅう)や無脳症、二分脊椎症(にぶんせきついしょう)の発症原因となります。
     
    なので、妊娠前から初期にかけて(神経管が封鎖する前の時期)の「葉酸サプリメントを摂る」ことは、とても大切です。
     
    あともう一つ、当然のことですが「バランスの良い栄養補給」が必要です。
    この二つを補給することで、神経管閉鎖障害のリスクを低減すると言われていますので、栄養素を補うようにしましょうね。
     

    妊娠中期から妊娠後期

    葉酸は、酸素を運ぶ「赤血球」を形成することで、巨赤芽球性貧血(悪性貧血)の予防や改善に役立つと言われています。
     
    妊娠中期(16週~27週)や妊娠後期(妊娠28週~39週)は、胎児の成長に「鉄分」が多く使われて、母体の血液中の鉄分が減少し、貧血になりやすい状態です
     
    またビタミンB12や葉酸不足から「巨赤芽球性貧血」のリスクも考えられます。
    なので「葉酸サプリメント+ビタミンB12」などのバランスのよい栄養補給をすることが必要ですね。

    副作用リスクを低減する葉酸サプリの4つの確認ポイント

    脂溶性ビタミンなどを過剰に摂取すると母体や胎児にまで副作用が起きるケースがあると言われています。
    なので、サプリメントを選ぶ時には副作用を起こさないためにも、以下の点にも注意して下さいね。
     

    1.安心できる販売会社を選ぶ!

     
    先ほどもお話ししましたが「葉酸」のサプリメントなど栄養補助食品からの摂取量は1日に最大1000μgまでとされています。
     

    葉酸サプリには、海外製の比較的安いものもあるにはありますが、妊婦の摂取目安量を無視したものも存在します。
    毎日続けていくには、もちろんお値段も大事ですが、中身を重視して選ぶようにしましょう。

     
    サプリメント販売会社には企業HPがない会社も存在します。
     
    そのような企業の多くは企業実績が浅くサプリメントに関する販売知識も低い場合もあります。
     
    サプリメントを販売してきた企業が実績と信頼があり、安心できる製品を販売しているかどうか、購入時はHPなどで企業実績も確認することも一つの確認方法です。
     

    2.天然葉酸を選ぶようにしましょう!

     
    葉酸サプリに含まれる葉酸には天然葉酸合成葉酸があります。
     
    合成葉酸の価格は安いのですが、デメリットもあります。
      
    合成葉酸は天然葉酸と比較して、体に蓄積しやすいという特徴があります。
     
    それだけでなく、合成葉酸のデメリットとして、赤ちゃんが喘息になる可能性が高まると言われています。
     
    せっかく「お腹の中の赤ちゃんのため」と思って葉酸を飲んでいても、大事な赤ちゃんに支障が出るなんて、恐ろしいことです💦
    気を付けないといけませんね。
     

    3.添加物に気を付けましょう!

    添加物に関しては賛否両論ありますが、日常生活範囲であれば問題なしとされています。
    しかし、妊娠中はお腹の赤ちゃんのために着色料、保存料などの食品添加物の摂取を控えたほうが無難と言えるしょう。
     
    添加物を大量に摂取してしまうと、赤ちゃんがアレルギー体質になりやすくなってしまいます
    とくに、ご夫婦のどちらかが、何かしらのアレルギー持ちの場合は、注意する必要があります。

     
    ストレスにならない程度に、食事に気を付ける必要がありますね🎶

     
    また、サプリメントには、ショ糖脂肪酸エステルや、アセルスファムカリウムという添加物が入っている場合が多く、この添加物には赤ちゃんのダウン症発生率を高める危険性があるとされています。

     
    価格が安いサプリメントも多く販売されていますが、添加物の配合が多いことがあります。
     
    値段お手頃だと、ついつい「これでいいか~」なんて選んでしまいがちですが、妊娠中の大事な時期にはさけるのが無難でしょう。
     

    4.脂溶性ビタミンの配合にもチェック!

     
    葉酸は「水溶性ビタミン」といって少々なら摂りすぎても尿と一緒に出るビタミンでした。
     
    しかし、ビタミンAは「脂溶性ビタミン」といって体内にたまる性質を持つので、過剰摂取につながりやすいと言われています。
     
    妊娠中に1日あたり3000μg(3mg)以上の過剰摂取が続いた場合、胎児の健康リスクがある言われています。
      
    なので、ビタミンAなどの脂溶性ビタミンの配合に配慮されていることも重要なポイントです。

     
    このように見てくるとサプリメントを選ぶときには、原材料をチェックすることが必要のようですね。
     
    なかには、字が沢山書いてある説明文を読むのは面倒くさい!という人もいるはず。
     
    最近では、電話で相談できる販売会社も多くあります。
    私のような面倒くさがり屋さんは、分からないことがあれば聞いてみる!というのも一つの方法ですね。

     
    妊娠力をあげるサプリについて詳しくはこちらで紹介しています。

    妊娠力を向上・維持させるための6つの方法(その3 サプリメント編)
    2017.6.6
    [fontsize size="6"]あなたの飲んでいるサプリメントは、効果が出てますか⁉[/fontsize] 「サプリメント」というのは、痛み止めなどとちがって、飲んで一度で効果を実感するも…

    葉酸を含む食品


     
    食材100gあたりの葉酸量になります。
    参考にして下さいね。
     
    1~100μgの葉酸を含む食品

     
    プルーン(3μg)、グレープフルーツ(15μg)、
    グリーンキウイ(31μg)、煮干し(74μg)、きくらげ(87μg)、
    水菜(京菜)(90μg)、イチゴ(90μg)など

     
    101~200μgの葉酸を含む食品
     
    ブロッコリー(120μg)、納豆(120μg)、日本茶(玉露(150μg)、
    アスパラガス(180μg)、菜の花(190μg)など

     
    201~300μgの葉酸を含む食品
     
    ほうれん草(210μg)、芽キャベツ(220μg)、パセリ(220μg)、
    モロヘイヤ(250μg)、からし菜(250μg)、枝豆(260μg)など

     
    301~999μgの葉酸を含む食品
     
    ウニ(360μg)、うなぎの肝(380μg)など

     
    1,000μg以上の葉酸を含む食品
     
     
    牛のレバー(1,000μg)、抹茶(1,200μg)、
    鶏のレバー(1,300μg) ※必ず加熱調理をして食べて下さいね。
    焼きのり(1,900μg)など

    注意ポイント1.調理方法

    水や熱に注意です!

     
    葉酸は「水溶性のビタミン」です。
    水溶性は水に溶けだしやすく、加熱や水洗いを長くすると成分が流れ出します💦
     
    おススメの方法

     
    ・ゆでる場合は、なるべく短時間に。
    ・溶け出しにくい調理方法として、蒸し料理や、無水調理ができる鍋を使うこともgoodです。
    ・ジューサーなどを使って、搾りたてのジュースも◎。
    ・野菜スープや具をたっぷり入れた味噌汁にして、お汁ごと食べる。

    私は毎朝、りんごやにんじんなどをジューサーにかけて「フレッシュジュース」を飲むことにしています。
    果物を食べる事が苦手な私でも、このジュースは「うまい!」という感じです。
     
    もう一つしている事は、湯でゆでないようにして、レンジで「チン」する!
    この方が、なんとなくビタミンが残るような気がしているのですが‥。
     
    その家庭、家庭で「やり方」は違うでしょうが、ちょっと工夫して、なるべくビタミンを逃がさないように気を付けましょう!

     

    注意ポイント2.控えたい成分を含む食べ物

    妊婦さんは摂取を控えたい成分もあります!

    食べ物には複数の成分が含まれています。
    その中に、控えた方がいい成分があるので、見ていきましょう。
     
     
    脂溶性ビタミン‥体内にたまってしまう成分です。
     
    多く含む食品:レバー、うなぎの肝、きくらげ、魚など
     
    ※吐き気や頭痛の原因になります。

    大量に摂取すると胎児が口蓋裂、口唇裂、水頭症を発生するリスクが上がることがあります。

     

     
    リステリア菌‥一般の人より、高齢者や妊婦さんの感染は重症化を起こしやすい!
     
    また妊婦さんは、流産の危険性が高まります
     
    多く含む食品:スモークサーモン、チーズ、魚介類など

     
     
    カフェイン…妊娠中の摂取は、赤ちゃんの発育に影響を与える恐れがあります。

     
    妊婦さんが摂ったカフェインは赤ちゃんに運ばれますので、気を付けましょう。

    多量に摂ると自然流産をおこす可能性があるいうデータもあります💦
     
    多く含む食品:抹茶、日本茶、紅茶、コーヒーなど

     
    これらの成分は、「全くそれらを摂ってはいけない」という事ではありませんし、神経質になりすぎる必要もありません。

     
    ただ、上記のような成分を好きだからといって、同じ物ばかり摂取するといったことは、避けたほうが良いと思われます。
    これは、妊婦さんに限らず、すべての人に言えることでしょう。
     

    葉酸と薬との飲み合わせに注意!


    葉酸サプリは『他の薬の影響によって葉酸の効果が低下する』といったことがあります。
     
    これは、飲み合わせが悪いことでおこります。

    飲み合わせが悪い薬というのは一つではなくいくつか存在するので、もし現在服用している薬があれば参考にして下さい。
     

    葉酸サプリに影響をあたえる薬

    「メトトレキサート」

     
    ガン治療薬、又はリウマチの治療薬として使われています。
    「メトトレキサート」は、葉酸の効果を低下させ、葉酸不足にするはたらきがあります。

     
    ※緊急処置として、葉酸をはたらかせるために、「ホリナート」という薬剤を投与する治療(メトトレキサート・ロイコボリン救援療法)がおこなわれることもあります。
      
     

    「トリメトプリム」

     
    おもに、尿路感染症膀胱炎の治療に使われます。
     
    「トリメトプリム」は、葉酸の効果を阻害するはたらきがあります。
    葉酸を身体にはたらかせる、「ジヒドロ葉酸還元酵素」を押さえこんでしまい、葉酸の効果が薄れてしまいます。
     
    「 ピリメタミン」

    海外旅行などで、「ハマダラカ」という蚊に刺されて、マラリアに感染した場合に使われることが多い薬です。
     
    「 ピリメタミン」は、葉酸還元酵素(葉酸を身体ではたらかせる役割)の活動を低下させます。
    なので、もちろん葉酸の効果も低下します。
     
    ひどくなると、葉酸不足による貧血になることがあるので、病院でも、「葉酸欠乏症による貧血」などが起こらないように、慎重に投与されます。
     

    「フルオロウラシル」「カペシタビン」

     
    ガン治療薬として使われます。
    葉酸と摂取することにより、激しい副作用が出る場合があります。
     
    副作用としては、フルオロウラシルは、激しい下痢、出血性腸炎などがあります。
     
    また、カペシタビンは、手足の痺れ、吐き気、嘔吐、発熱などがあげられています。
     
    「バルビツール」

     
    不眠症の治療に使われます。
     
    バルビツールは、葉酸還元酵素(葉酸を身体ではたらかせる役割)をおさせることで、葉酸の効果を低下させることがあります。

     

    「坑てんかん薬」

    てんかん治療として使われる、「坑てんかん薬」は、薬をはたらかせるために葉酸が使われてしまいます。
     
    そして、血中の葉酸濃度までも低下させてしまうのです。
     
    妊娠初期では、神経管閉鎖障害(先天性の病気)のリスクを高める可能性があるとの見方もあります。
     
    また、坑てんかん薬の中でも「フェニトイン」は、葉酸と摂取することで、排出がうながされて、効きが悪くなることもあります。
     

    「スルファサラジン」

    炎症性大腸炎関節リウマチの治療として使われます。
     
    「スルファサラジン」は、腸での葉酸吸収をさまたげることで、葉酸不足になることがあります。
     
     
    ですが、食事やサプリで、しっかりと葉酸を摂取していれば、そこまで影響を受けることはありません。
     

    「ピル」

     
    ピルを使って、生理周期の安定や生理痛の緩和や避妊などをしていると、葉酸が腸で吸収されにくく、葉酸不足に繋がりやすくなります。
     
    ピルをやめて、すぐに妊娠が発覚した場合、妊娠初期におこなわれる「胎児の脳や脊髄の成長」に、葉酸効果が発揮できないことから、神経管閉鎖障害のリスクが高まることもあります
     

    「アスピリン」

     
    妊婦さんに1番馴染みが深いのは、この薬かもしれません。
     
    アスピリンは、バファリンなどの解熱鎮痛剤にふくまれています。
     
    この薬は、葉酸の効果を減少させるはたらきがあるので、妊娠中の風邪や頭痛などで、安易な気持ちで飲んでしまうのは止めておいたほうが良いでしょう。

     

     

    葉酸と薬を飲み合わせないといけない場合どうするの?


    薬だけに限らず、葉酸サプリなどのサプリメントは、服用後、体内に吸収されてから体の外に出るまでに、約4時間かかります。
     

     
    薬または葉酸サプリのどちらかを服用したあとは、4時間経過してから、もう片方を飲むようにしましょう。

     
    薬はサプリメントと違って「食後に服用」などと、飲む時間がしっかり決まっていますよね。
     
    まずは、薬の服用を優先にして、葉酸サプリについては、薬の服用後、最低4時間空けてから飲むようにしましょう
     
    例えば、薬の服用が夕食後の場合、葉酸サプリは4時間空けて、就寝前に飲むようにするなど、ちょっと面倒くさいかもしれませんが、工夫をしましょう。
     
    胃が弱い妊婦さんは、胃が空っぽの状態で葉酸サプリを飲むと胃に負担が、かかってしまったらいけないので、ぬるま湯のお湯で、葉酸サプリを飲むようにした方がいいです
     
    また、ちょっと多いかもしれませんが、空腹の場合には、コップ1杯以上のぬるま湯で飲むことをおすすめします。
     
    この飲み方をしっかり守れば、薬と葉酸サプリの同時摂取を防ぐことができて、葉酸の吸収率の低下や、薬の効果を下げる心配はなくなります。
     
    せっかく摂取しても、効果がなければ意味のない事になってしまいますから、気を付けましょうね。

     

    葉酸とクロミッド(排卵誘発剤)との相性は?

    クロミッドとは?

    「クロミッド」は、不妊治療に使われるお薬で、軽度の排卵障害の人や排卵がおこったり、おこらなかったりと不安定な人に使われるお薬です。
     
    生理周期中にクロミッドを服用することの効果は?

     
    卵胞刺激ホルモン黄体刺激ホルモンの分泌がスムーズになります。

    ※これらのホルモンは『卵子の成熟』と『排卵を行わせる』効果があります
     
    ↓この二つのホルモンが分泌されて排卵がうながされると…
     
    卵巣から『成熟した質の良い卵子』が排出します。
     

     
    『精子』と『卵子』結びつきやすく、妊娠しやすくなります
     
    クロミッドを使った不妊治療は、排卵がない『無排卵』の人だけではなく『正常な排卵』がある人にも使う場合があります。
     
    『タイミング療法(排卵日付近の性交渉)』や『人工授精(子宮に精子を注入して人工的に授精させる)』と併用することが一般的で、妊娠率が『10%~30%』高まります。
     
    葉酸サプリを妊娠前に飲むと、着床サポートから『妊娠率』があがったり、胎児の『神経管閉鎖障害』のリスクを減らすができるため、妊活、妊娠のために葉酸サプリを摂っている人は多いはずです。
     
    クロミッドを服用している場合、飲み合わせが気になるという人もいるでしょうが、葉酸は医薬品ではないですし、過去に一度も、妊娠率が下がったり、胎児に何らかの影響が出るなどの『副作用』は出ていないので気にしなくても大丈夫と言えるでしょう。

     

    「クロミッド」と「葉酸サプリ」の同時服用による妊娠力の効果は⁉


     
    オランダの医療機関(University Medical Center)の研究結果で、葉酸が卵胞を発育させることが明らかになっています
     
    卵胞は、排卵するのに必要な卵胞刺激ホルモンや黄体刺激ホルモンの分泌に関わるので、葉酸によって、卵胞が発育して成熟している場合は、排卵がおきやすくなります
     
    その他の葉酸の効果を見ていきましょう。

    1.造血&血流改善で排卵をサポート

     
    葉酸は、血液をつくる造血ビタミンで、血液の流れを悪くする活性酸素(加齢やストレスなどで発生)を除去して血流を良くするビタミンでもあります。

     
    血液が増えて血流が良好になると、酸素や栄養により身体の機能が正常になり、排卵に関係するホルモン分泌もスムーズになるので、排卵しやすくなります。
     
    2.ストレス緩和で排卵をサポート
     
     
    葉酸は、ストレスを感じるノルアドレナリンという脳内伝達物質を抑えて、ストレス緩和効果も得られます。

     
    不妊治療では思うように結果が出ないとストレスがたまり、身体の機能低下により、排卵に関係するホルモン分泌もとどこおって排卵しにくくなるので、葉酸のストレス緩和効果は排卵する上でとても大切となります。
     

    クロミッド(排卵誘発剤)と相性が悪い栄養素

    「プラセンタ」に注意です!

    プラセンタは、クロミッドと同様に不妊治療として使用されることが多く『卵子の成熟』『子宮内膜の増殖』という効果から妊娠率を上げます。
     
    どちらか一方を不妊治療として使用するのであれば問題ありません。
    しかし、併用した場合!

     

    似たような効果が『子宮の負担』となることもあり、排卵周期も乱れ、逆に妊娠力が低下する可能性があります
     
    なので、クロミッド服用中はプラセンタを含まない葉酸サプリを選ぶことが大切です

    クロミッド服用中による葉酸の有用性のまとめ

     
    葉酸サプリと、クロミッドと同時に服用するメリットは排卵がうながされて『妊娠しやすくなる』ということです。

     

    実際に、妊娠に向けて葉酸サプリと併用している人も多く、葉酸は薬ではなく食品なので安全に服用することができるので使ってみる価値ありです。
     
    先ほどもお話ししましたが、ここは注意です!
    クロミッドを服用中の人が葉酸サプリを選ぶときは、飲み合わせの悪い『プラセンタをふくまないものを選ぶ』ということに気を付けましょう。
     
    妊活サプリの正しい選びかたは詳しくはこちらで紹介しています。

    【妊娠したいカップル必見!】妊活サプリメントの正しい選び方
    2017.5.21
    「妊娠力を高めるために必要な栄養素をサプリメントで補いたいけど、どんな栄養素が必要?」 「たくさんあってどれを選べばいいかわからない」 「そもそもサプリが必要?」 などなど、サプリに関する疑問を…

    ま と め

    妊活や妊娠中、または赤ちゃんの体のことを考えて飲む「葉酸サプリ」。

     
    有効性の高い葉酸サプリメントを飲んだとしても、飲み合わせによっては効果を感じにくくなってしまうことがあります。
     
    ちなみに、ちょっとくらい悪い飲み合わせをしてしまったからといって、体に害があるという事ではないので、超神経質になる必要はありません。
     
    ですが、葉酸について知って「効率よく飲む」のと、「知らないでどーでもよく飲む」のとでは効果が違ってくるのはずです。
     
    せっかく飲むなら、しっかりと葉酸の効果を発揮させたいですね🎶

     

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