「赤ちゃんを授かりたい……」というのは多くの女性が思うことですよね。
     
    現代は、「男性側の理由」や「女性側の理由」と色々な面から妊娠しにくく、「妊活」を始める人が急増しています。

    いざ、妊活を始めるとなると、気になるのが費用のことですよね💦
     
    妊娠できるまでの期間は人それぞれです。
    かかる費用も治療のレベルや回数などによって大きくちがってきます。
     
    そこで2016年に、不妊症に悩む夫婦にむけて、民間の保険運用が許可されました。
    日本生命保険の「シュシュ」や、東京海上日動火災保険の「不妊治療費用等補償保険」などがあります。
     
    「不妊治療を考えている人」、「今すぐはする気はないけど何年か先には治療をするかも…」という人には、民間の保険に入っておくべきか悩むところですよね。
     
    なので今回は、「不妊治療に関係するお金」のことや「健康保険」や「民間の保険」について紹介していきたいと思います。

    そもそも不妊治療とは?

    子供が欲しくてもなかなか授かれず、不妊症で悩むカップルは多くいますが、不妊の原因は色々です。
     
    不妊治療では、薬や高度な技術によって妊娠の手助けをしますが、治療には段階があります。
     
    タイミング法

    人工授精

    体外受精

    顕微(けんび)授精と、原因や年齢などにあわせて治療方法が選択されます。
     
    なかでも、体外受精や顕微授精は「特定不妊治療」と呼ばれ、高度な医療行為を伴います。
     
    この「特定不妊治療」は、タイミング法や人工授精よりも治療に必要な費用がかかるので、不妊治療保険での保障が期待されています。

    金融庁が不妊治療保険を促す⁉出生率上昇につながるか?


     
    「赤ちゃんが欲しい」と希望する夫婦にとって、高額になりがちな不妊治療の費用負担は切実な問題です。
     
    そんななか、内閣総理大臣の安倍晋三さんがアベノミクスのいっかんとして不妊治療の支援をひろげて出生率を上げようと「一億総活躍国民会議」という会議のなかで提言しました。
     
    そして、不妊治療保険の拡充時期に合わせて、金融庁が「民間の生命保険会社に不妊治療保険の発売を促す」と報道されました。

    不妊治療の費用はどのくらい? 健康保険の適用される範囲を知りたい


     
    「一般的不妊治療」とは、不妊治療の第1段階として行われる「タイミング法」と第2段階の「人工授精」までをいいます。
     
    そして、第3段階の「体外授精」と「顕微(けんび)受精」を「高度生殖医療」といいます。
    これらの医療は、卵子を卵巣から身体の外に取り出すという、「高度な技術」が必要となるから「高度生殖医療」ですね。
     
    不妊治療をスタートすると、検査と同時に、「タイミング法」という第一段階の一般的不妊治療が始まります。

     
    「タイミング療法」は、排卵日を見定めて自然妊娠を目指すものです。


    半年~1年行って妊娠に至らなければ、次の「人工授精」に移行するのが一般的です。
     
    人工授精は、パートナーが提供した精液を洗浄し、精子の濃度調整を行って、女性の子宮の中に入れます。

     
    これらの費用です!

    費用は医療機関でまちまちとなっていますが、大体平均の金額です。

     
    「タイミング法」の場合が1回数千円程度【健康保険適用の診療】
     
    「人工授精」の場合は、1回約1万円~1万5千円前後【健康保険適用外の診療】

     
    人工授精で費用に差が出る最大の理由は、排卵誘発剤の使い方が、ケースバイケースで違ってくることです。
     
    卵胞の発育が悪い場合や排卵がされにくいケースなどでは、排卵誘発剤を多用することもあり、費用が上がってしまいます。
     
    そして、一度で妊娠が出来れば「人工授精」の金額は安いように思えますが、回数を重ねなければならない状況になると結構負担になりますよね。
     
    しかも、人工授精を5~6回行っても妊娠できなくて、それでも妊活を続ける場合には、一般的に「体外授精」に移行します。

    だとしたら、「人工授精」をしながら「体外授精」の費用も貯めなければならない!ということ‥
     
    けっこう、大変ですよね💦
     
    こちらは、わざわざ病院に行って「1回あたり平均1万5千円」と高いお金を払わなくても人工授精ができると今、話題になっています!

    自宅で簡単!話題の人工授精【シリンジ法】安い!簡単!安心
    2017.9.17
    [marker]「赤ちゃんが欲しい」と思っているカップルの方々。 自宅で簡単に人工授精ができる!って知っていましたか⁉ わざわざ病院に行って「1回あたり平均1万5千円」と[fontsize s…

     

    「高度生殖医療」は多額の費用がかかります!

     
    体外授精とは、女性の卵巣から卵を摂り出し、シャーレの中で精子とめぐり合わせることをいいます。
    無事に受精し、それが良好な分割卵となれば、子宮に戻します。
     
    このように、体外受精は、女性の卵巣から卵を外に取り出すというプロセスが入るため、「高度医療」となるわけです。

     
    そして、この医療を一般的な不妊治療と分けて考えた方がよい理由はその高額な医療費にあります。
    第2段階である人工授精も、第3段階の体外授精も同じく健康保険適用外の医療です。
     
    ただし、人工授精の医療費が1回約1万円~1万5千円前後なのに対して、体外授精は40~80万円もかかります💦
     
    体外受精一回当たりの妊娠率は年齢や医療機関にもよりますが、一般に20%~30%と言われます。

    これは不妊治療の中では最も高い妊娠率ですが、高齢になるほど妊娠率も低くなります。

    健康保険対象内?外?

    健康保険対象?

     
    不妊治療では、タイミング法などであれば健康保険の対象内に入ることが多く、自己負担額が3割で済みます。
     
    健康保険は、医師によって「病気」と診断された症状を治療する場合に適用されます。
    「病気」と診断されないものに関しては保険が適用外になってしまいます。
     

    「不妊」は病気とはみなされないんです。

     
    なので、人工授精や体外受精には保険が適用されません。
     
    体外授精などの高度生殖医療に足を踏み入れると、精神的、肉体的負担に加えて金額的な負担が重くのしかかってくることを覚悟する必要がありそうです💦
     
    一方で、「不妊の原因」は病気とみなされます。なので…

     
    ・検査で見つかった卵巣や子宮、精巣などの異常を治療する場合は、保険が適用されます。
     
    ・初診~タイミング法の検査についても、病気を見つけるための検査なので、保険が適用されます。

    国の支援はこうなります!


     
    厚生労働省は事業費用を補助する形で、事業主体はあくまでも地方自治体です。

    厚生労働省の特定不妊治療支援事業(平成28年4月以降)

    ・対象者

     
    特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがない、または極めて少ないと医師に診断された法律上の婚姻をしている夫婦が、指定医療機関で特定不妊治療を受けた場合。
    ※平成28年4月以降は、妻の年齢43歳未満に限定。

    43歳以上の人が不妊治療を行う場合は助成の対象外で、完全自費になります。
     
     
    ・対象治療

     
    体外受精と顕微授精(特定不妊治療)

     
     
    ・給付内容
     
    1回の治療につき初回30万円、2回目以降15万円まで。
    ・採卵を伴わない凍結胚移植等は7.5万円まで
    ・平成28年4月以降は、所定の男性不妊治療に関しては15万円

     
     
    ・通算助成回数
     

    治療初日に妻40歳未満は通算6回まで。
    平成28年4月以降は、40~43歳未満は通算3回。


     
     
     
    ・所得制限額
     
    730万円(夫婦合算の所得ベース)

     
     
    ・指定医療施設
    事業実施主体が医療機関を指定
     
    ※実際の自治体の制度は、上記の内容と異なる場合もあります。(厚生労働省のサイトより編集)

    公的支援を補う民間生保の不妊治療保険


     
    厚生労働省の不妊治療の支援事業だけでは救われない人もいます。
     
    例えば、次のような人は助成を受けることはできません。

     
    ・法律上の婚姻をしていない夫婦
    ・妻が43歳以上で不妊治療を開始
    ・助成金よりも費用が高く、自己負担が重い
    ・通算助成回数を超えて継続する場合
    ・所得制限を超える世帯所得があって、助成が受けられない夫婦

     
    少子化対策の一環としての制度からはみ出してしまう、このような人たちの経済的サポートをするために期待されているのが、生命保険会社の不妊治療保険ではないでしょうか。

    不妊治療に保険は必要なの?

    不妊治療に関するアンケートでは‥

     
    「不妊に悩むことが多い高齢出産」は35歳からと言われています。
     
    「20代から治療を始めた人が35%
     
    また、年齢が上がるにつれて、不妊治療にかかる費用が高くなり、100万円以上かかったと答えた人は、20代後半で32%30代後半では41.9%40代前半では43.4%です。

     
    20代から治療を始め、半数近い人が100万円近い治療費が必要になることを考えると、不妊治療の費用を保障してくれる保険があるなら、年齢が若いうちに加入するなどして、うまく活用したいところですね💦

    不妊治療の保険には、どんなものがあるの?

    個人加入が可能な日本生命保険の「シュシュ」や、企業や健康保険組合が取り扱う団体保険として、東京海上日動火災保険の「不妊治療費用等補償保険」があります。それぞれの特徴をまとめました。

    日本生命保険「シュシュ」


     
    日本で初めての不妊治療の保証が組み込まれた保険です♪
     
    基本は「3大疾病」(がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中)や死亡の保証に加え、
    「特定不妊治療の保障」
    「出産時の給付」
    「満期時の一時金」を受け取ることができます。
     
    ありがたい内容が盛りだくさんのようですが、もう少し詳しく見ていきましょう!

    不妊治療保険の具体的な内容

    シュシュの基本情報

     
    加入対象者:女性
     
    加入対象年齢:16歳~40歳
     
    保険期間:10~20年

     
    では、「シュシュ」の特徴を見ていきましょう!

    特徴1. 三大疾病への保障

     
    女性向きの保険ということですが、がん、急性心筋梗塞、脳卒中の「3大疾病」場合に、3大疾病保険金300万円を一時金で受取れます。
    (3大疾病保険金と死亡保険金は、どちらか一方のみのお支払い)
     
    「がん」や「血管障害」の保障があるというのは、とても有難いですよね。
    日本では、乳がんにかかる人は30代から増加し始め、50歳前後をピークとして減少する傾向にあります。
    なので「がん」に対しての保障がしっかりしているということは、とても安心です!
     
    それに加え、不妊治療の保障も受けられるのです。
    すでに不妊治療経験者でも入れますし、もちろん、男性側に原因がある場合もOK。
     
    三大疾病への備え+不妊治療への積み立て 
     
    これは、今までにない保険ですよね♪
     
     

    特徴2.「 特定不妊治療保障」と「出産時の祝い金」

     
    「シュシュ」の最大の売りは「出産時の祝い金」や「特定の不妊治療を受けた時の保障」あるということです。
     
    加入2年後から不妊治療費が保障されます。
     
    1回5万から10万円の給付金を最大で12回まで支払ってくれて、出産後も保障もあります。
     
    以下に詳細を書きますので、参考にしてくださいね。
     
    ・不妊治療の保障
     
    特定不妊治療:1~6回目まで1回につき5万円
     
    7~12回目まで1回につき10万円
     
    最大90万の保障が受けられる仕組みになっています。

    ・出産後の保障
     
    1人目:10万円
    2人目:30万円
    3人目:50万円
    5人目以降は100万円

    ※こちらは「祝い金」という形で不妊治療の有無に関係なくもらえます。
     

    特徴3. 満期時の一時金も保障

     

    月々の保険料は1万円前後で契約満了時は最大200万円の一時金を得られます。
     
    これは大きな額ですよね。
    30歳で加入したとして、10年以上たってこのような一時金を受け取ることができれば、入って損はないわけです。
     
    まして、不妊治療の積み立てや、出産祝い金も頂けるのは嬉しいことですね。

    日本生命保険「シュシュ」の支出と給付金の例


     
    ここまで、見てきても、月々約1万もかけて、不妊治療の保険には入るべきなの?と悩んでしまいますよね。
     
    なので、実際に保険に入った方がいいのか、日本生命保険の「シュシュ」を例に計算してみました

     
    ・25歳から45歳までの20年の保証
    ・5回の特定不妊治療を受けて一人出産した場合
     
    ● 支払い保険料:10,086円×12ヶ月×20年=約242万円
    ● 収入:5回×5万円+10万円+200万円+5,000円×6回ー35万円=203万円

     
    払い込み金額に対して、戻ってくる金額は少なくなります。
     
    また、特定不妊治療の費用は、治療方法や医療機関によって異なりますが、金額にかなりばらつきがあるので、保険だけではカバーできないことも考えておく必要があります。
     
    しかし、「シュシュ」は3大疾病に対応してくれるため、3大疾病をカバーする保険に入ろうと考えている人にとっては、そのオプションに不妊治療が保証されて、出産による一時金が受け取れるというのが魅力的ですよね。
     

    加入の際の注意点

    注意してください!

     
    ・不妊治療の保障は「加入後2年」経過しないと受け取れない。
    ・「加入後1年以内」の出産の祝い金は出ない。
    ・出産と不妊治療の給付金を受け取ったら、満時一時金から差し引かれる。

     
    今現在不妊治療をしている人にとっては、2年後にしか保障が出ないというのはネックです💦
     
    その他、気になる点は加入前にしっかり確認することが大事ですね。
     

    東京海上日動火災保険の「不妊治療費用等補償保険」


     
    東京海上日動の不妊治療に対しての補償保険は、企業や健康保険組合で運用される団体保険です。
    なので、個人で加入はできません💦
     
    基本的な内容は以下のとおりです。
     
    ・適用範囲

     
    企業や加入している「健康保険組合」に所属している人が対象です。
     
    不妊治療の中でも「特定不妊治療」に関する費用が補償されます。
     
    もちろん、男性不妊治療も補償対象となっています。

     
    ・受け取れる給付金
     
    年齢や所得の制限はなく、「特定不妊治療」で実際にかかった自己負担額を補填してもらえます。
    ほかにも、切迫早産などで30日以上入院をしたときにも、一時金が支払われます。

     
    上限金などの詳細に関しては、企業の総務部や健康保険組合の窓口で確認しましょう。
     
    不妊治療に対する国の助成金制度を利用したときには、保険から支払われる金額が差 し引かれるので、注意が必要です!
     

    不妊治療の保険以外の費用保証の方法は?


      
    ・助成金

     
    国が主体となって行っている「特定不妊治療費助成制度」によって、特定不妊治療の費用が助成されます。
     
    基本は不妊治療1回につき15万円が支給され、初回であれば30万円まで助成金が支払われます。

    都道府県や市区町村によってはさらに独自の制度もあるので、ホームページなどで一度調べてみてくださいね。
     
    ・医療費控除

    特に特定不妊治療を利用すると医療費が高額になるので、確定申告時に医療費控除が受けられる場合があります。

     
    1年間の不妊治療の費用から助成金などを差し引いて、10万円以上のときには、上限200万円までの控除が受けられます。
     
    1年間の費用を正しく申請して控除を受けるためにも、領収書を保管しておきましょうね。

     
    不妊治療にかかる費用について詳しくはこちらで紹介しています!
    不妊治療の費用について【安心して不妊治療、検査を受けるために】
    2017.10.18
    妊娠を望んでいるのに、なかなか妊娠できない…。 だけど、不妊治療は高いと聞くし… こんなふうに考えている人もいるのではないでしょうか⁉   でも、当然ですよね。   今のご時世、妊…

     
     
    また、体外受精の費用については、こちらでも紹介しています!
    体外受精(IVF)とは?費用や確率は?流れやスケジュールは?リスクはあるの?
    2017.10.19
    「不妊症の治療に革命をもたらした」といってもよい治療。 それが「体外受精」です。   「体外受精」はタイミング療法や人工授精にくらべて妊娠率が高いのですが、とても費用がかかるため、チャレンジする…

     

    不妊治療の保険が治療を続けるのに役に立つ?

    ある不妊治療についてのアンケート

     
    不妊治療をやめようと思ったことがある人‥51.7%(全体の約半数)
     
    治療をやめようと思った理由のうち、費用が原因と答えた人‥35.6%

     
    不妊治療をする人は年々増加しています。
    そうなると、現実問題として治療に掛かる額が気になるのも事実です。
     
    それを保障してくれる保険が出た、となれば興味があって当然だと思います。
     
    まずは、自分のケースに当てはめて、しっかり検討することが大事ですね。
     
    不妊治療を保証する保険は、まだまだ数も少なく、全てのニーズを満たしたものではないかもしれません。
     
    「実際の治療は保険の保障だけでは全然足りない」という現実問題もありそうですが、今まで無かったことに比べれば多少でも前進と言えるのではないでしょうか⁉
     
    不妊治療体験者の私としては、今後、保険商品が活用されることで、さらによいサービスが出てきてくれる事を期待しています。
     
    そして、この保険が誕生したことによって、沢山のカップルに精神面、金銭面よい影響を与えてくれることと、そのカップル達にコウノドリさんが訪れてくれることを願っています💛

     
    「精子と卵子の若返り」について詳しくはこちらで紹介しています!

    【精子と卵子の若返り】ミトコンドリアを活性化して妊娠へ!
    2017.5.28
    「精子・卵子の質がおとろえる!」って最近良く聞くけど、「質がおとろえる!」ってどういうこと⁉ しかも、年齢とともにおとろえていく!って💦 高齢出産が珍しくない時代に、「年齢とともにおとろえ…

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