結婚したりパートナーができたら、子供をつくり育てて…。
    そんな、将来を想い描いている人も多いことでしょう。
    でも、赤ちゃんが欲しいと望んでもなかなか妊娠しない。
     
    「なぜ自分にはできないのだろう」と、不安や焦りがどんどん大きくなっても誰にも言えず悩み続けている人も沢山います。
    不妊症の悩みは人それぞれで、周りには分かってもらえないこともあったりで悲しい思いをすることも…
     
    ですから本人だけでなく周囲の人も不妊について正しい知識を身につけることがとても大切なのです。

    不妊治療のスタートは?

    不妊治療をスタートは、まず不妊の原因を調べることです!

    不妊症の原因の約半数は男性側にあるので、女性だけでなく、男性も検査を受けることがとても大切です。
     
    検査方法は、男性と女性で違います。

     
    女性であれば基礎体温や血液中のホルモン値の測定超音波検査子宮卵管造影などの検査をします。
     
    また男性では、精液を採取して、精子濃度や運動率、奇形率などをチェックする「精液検査」をします。

     
    不妊検査は女性の生理周期に合わせて計画を組み立てる必要があるため、一連の検査に1~2ヶ月かかることもあります。
    病院によっては予約が取りにくいこともあるので、相談だけでも早めにしてみることをおすすめします!

    不妊治療の流れ


     
    検査で不妊の原因が見つかれば、「妊娠のさまたげになるものを取り除く治療」をおこないます。
    それと同時に「妊娠の可能性を高める治療」もおこなっていきます。

     
    例えば、原因として排卵しにくい状態であれば、排卵誘発剤を使って排卵を促す治療をします。
     
    一方、「妊娠の確率を高める治療」では、排卵誘発剤を使って数多く排卵をさせる方法があります。
     
    また、排卵日を予測するタイミング法人工授精は、精子と卵子を出会いやすくして「妊娠の可能性を高める治療」です。
     
    不妊の原因はさまざまで、男女ともに原因がある場合もあります。
    また検査ではわからない不妊原因が隠れていることもあり、二本柱の治療が妊娠への近道といえます。
     

    一般的な治療の流れとして‥

     
    1.タイミング法を行います。

     
       数周期行っても妊娠しない場合は⁉
     
     
    2.精子と卵子をより近づける治療として「人工授精」を行います。

     
       それでも妊娠しなければ⁉
     
     
    3、「体外受精顕微授精」を視野にいれることになります。

     
    このように簡単なものからはじめて、徐々に治療の段階を進めることを「ステップアップ治療」といいます。
     

    一般不妊治療(タイミング法・人工授精)

    不妊治療と聞くと、人工授精や体外受精をすると考えがちですが、最初からおこなうわけではありません。
     
    まず、妊娠の可能性を高める方法として、排卵日を予測して、妊娠可能なときにあわせて、精子と卵子が出会いやすい状態をつくる「タイミング法」や「人工授精」です。

    タイミング法

    一般的に最初に用いられる治療方法です。

    タイミング法は、簡単に言えば、「最も妊娠しやすいタイミングにあわせて性交を行う」方法です
     

    卵子は排卵後24時間しか受精できません。なので
    ・基礎体温
    ・超音波検査で卵胞の大きさを見る
    ・ホルモン検査(血中値)
    などを参考にしながら排卵日を正確に予測し、その日に夫婦生活を営んでもらう事で自然妊娠を目指します。

     
    また、排卵がない場合や、排卵の状態がよくない場合には、卵胞の発育と排卵をうながすよう、排卵誘発剤をつかって卵巣刺激をする方法もあります。
     

     

     
    基礎体温を参考に自分でタイミングをはかるだけでは、なかなか正確な排卵日はつかめないものですし、不妊症の人は生理不順の場合も多く、正確に予測するのがむずしいという問題があります💦

     

     
    医師にタイミング指導をしてもらうだけで妊娠する人は少なくありません。
    また、どれくらいの期間おこなうかは、それぞれの状況により違いますが、通常4~6周期が適当とされています。
     
    女性の年齢が35歳未満の場合、不妊の原因治療と一緒に、タイミング法がえらばれます。
     
    ちなみに、次のような場合には、最初から人工授精や体外受精が検討されることもあります。

     
    ・年齢が35歳を超えていてタイミング法に時間をかけている余裕がない場合
     
    ・明らかにタイミング法では妊娠ができない原因をもっている場合

     

    タイミング法は不妊治療といっても自然妊娠と同じです。

     
    タイミング法での妊娠率を高めるためにも、日頃から生活習慣を見直して妊娠しやすい体作りをしておきましょう。
     
    また、タイミング法を続けても妊娠できないということも、もちろんあります。
     
    不妊の原因によってはタイミング法と相性が悪いものもあったり、人工授精や体外受精に切り替えたらすぐに妊娠できたという人もたくさんいるのです。
     
    妊娠力を向上・維持させる方法について詳しくはこちらで紹介しています!

    妊娠力を向上・維持させるための6つの方法(その3 サプリメント編)
    2017.6.6
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    人工授精(AIH)

    通常の性交では、数千万個の精子は頸管、子宮腔内、卵管へとすすむにつれて数が減少し、卵子のまわりに到達するのはわずが数十個しかありません。
     

     
    人工授精は、子宮の入り口である子宮頸管を通らずに、子宮内に精子を注入し受精の場所に到達する精子数を増加させることで、妊娠の確率をあげる、きめて自然妊娠に近い形の治療法をいいます。
     
    治療に用いる精子を男性から採取した後、チューブのような注入器具を用いて子宮内に注入します。
    注入に要する時間は1~2分間で、その間、痛みなどの苦痛は全くありません。

     
    以前は採取した精液をそのまま注入していましたが、現在では、精液をそのまま子宮腔内に注入することはありません。

    Q.そのまま、使わないの?

     
    A.
    採取したものをそのまま使うのではなく、精子を濃縮し、運動が良好な精子を回収するために遠心分離し、精子洗浄培養液で洗浄します。
     
    この作業で精液に混じった細菌や赤血球や白血球も取り除くことができます。
     

    注入後、約30分安静にした後、帰宅できますし、それ以後の日常生活は全く普通でOKです。
     
    (メリット)
    ・活性の高い精子を選別することができる
    ・効率向上と副作用の低減が可能


     
    「人工」の言葉にとまどう人もいるかと思いますが、受精や着床は自然妊娠とまったく変わりません
     
    妊娠率は施設により異なりますが、5〜10%程度といわれています。
     
    人工授精では、排卵誘発剤を使うことが多く、排卵を促すhCG注射をされることがあります。
     

    治療の目安は6周期程度!

     
    人工授精で妊娠した人は5〜6回までの治療で授かることが多く(累積妊娠率)、治療の目安は6周期程度とされています。
    しかし、希望におうじて6周期をこえて人工授精をつづけることもあります。
     
    タイミング法と同じく、女性が35歳以上の場合は、早期にステップアップすることが望ましいとされています。

     
    今、話題の「自宅で出来る人工授精」について詳しくはこちらで紹介しています!

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    人工授精を選択するケース

    人工授精は、以下のようなケースで選択される治療法です。

     
    ①原因不明の不妊
    ・タイミング指導からのステップアップ
     
    ②男性側の問題
    ・精子の運動性や数に問題があり、自然妊娠に困難がある場合
    ・性機能障害(勃起不全、逆行性射精)やセックスレスがある場合
     
    ③女性側の問題
    ・女性生殖器の狭窄や子宮頸管のトラブルなどによって精子の通過性に問題がある場合
    ・免疫の問題として、抗精子抗体が陽性である場合

    どの場合にしても、卵管通過障害(卵管狭窄・閉塞)がないことが前提です
     

    人工授精のタイミング

    人工授精は、排卵日前日、または当日におこないます
     

    排卵時には「卵管膨大部」で精子が待っている状態を作るため、配偶者間人工授精(AIH)をおこなう前の日に性交渉をすすめているところもあります。

    人工授精の妊娠率を上げるための工夫

    人工授精は自然妊娠に近い治療法です。
     
    人工授精は、自然の月経周期でおこなうより、排卵誘発剤を使った「過排卵刺激法」(一度に複数の卵胞を育てる方法) を併用すると妊娠率があがることがわかっています。
     

    人工授精のメリット

      
    1. 比較的簡単に出来る治療法であり、ある程度の妊娠率を確保できるので繰りかえし治療しやすい
     
    2. スピーディーにおこなえ、ほとんど痛みのない治療である
     
    3. 身体への負担が少ない

     
    人工授精のデメリット
     
    1. 自由診療なので保険が使えない
     
    2. 排卵誘発剤を使う場合、多胎卵巣過剰刺激症候群になりやすい

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    人工授精の分類


     

    ・配偶者間人工授精(AIH)

    配偶者の精子を使った人工授精です
    不妊治療を受ける夫婦の男性の精巣内で、受精能力を持った精子がある程度作られていれば、それを使って人工授精をおこなうことができます。
     
    ・非配偶者間人工授精(AID)
    第三者からの提供された精子をつかった人工授精です
    現在、第三者が関係する不妊治療で、日本で認められているのは、「非配偶者間人工授精」(AID)のみです。
     

    子供をのぞむ夫婦で不妊治療を受けた結果、男性が精子を作る能力のない「無精子症」や、正常な妊娠は不可能と判断される「精子死滅症」、「無精液症」、「絶対精子減少症」と診断された場合に受けられる治療法です。
     
    提供される精子は受精能力があるかどうかを検査されたもので、洗浄・活性化されて注入されます。
    しかし、夫婦でこの治療を望んだとしても、適用されるにはいくつかの厳しい条件をクリアする必要があるのです💦

    人工授精の副作用・合併症

    副作用・合併症について説明します

    多胎妊娠

     
    「多胎妊娠」とは、2人以上の胎児が同時に子宮内に存在する状態をいいます。
     
    排卵誘発剤を使った場合、多胎率が上昇します。
    多胎妊娠は単胎妊娠(1人の胎児の妊娠)にくらべ母児ともに合併症の頻度が高いといわれています。

     
    卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

     
    排卵誘発剤を使った過排卵刺激法(かはいらんしげぎほう)をすることで、一度に多数の卵胞が発育する結果、卵巣が腫れたり腹水がたまったり、場合によっては血栓ができる場合もあります。

     
    出血
      
    カテーテル挿入の刺激で人工授精後ごく少量の出血があることもあります。

     
    感染
     
    まれに子宮や卵管、腹腔内に感染を誘発することがあります。
    クリニックによっては人工受精後、1~2日間の抗生剤投与をおこなうところもあります。

    高度な治療(体外受精・顕微授精)

     

    精子と卵子が出会えていない、出会いにくいと考えられる場合に「確実に出会わせる治療方法」が体外受精顕微(けんび)受精です。
     
    現在、日本で生まれる赤ちゃんの40人に1人は、体外受精や顕微授精で誕生していて、今では特殊な治療ではなくなりましたが、女性の体への負担が大きく、治療費は高額です。

    体外受精



    体外受精ではまず、女性の卵巣から成熟した卵子を取り出します。(採卵といいます)
    一方、男性からとった精液からは元気のよい精子だけを選んで洗浄します。
    そして卵子と精子を体の外で出会わせて受精させます
     
    【体外受精の流れ】
    実際には、受精に最適に調整された培養液のなかで受精がおこなわれます。

    受精卵(受精した卵子のこと)の培養を続けます。

    4つから8つぐらいの細胞に分裂します。

    ↓さらに長期間培養すると…

    着床寸前の胚盤胞(はいばんほう)という状態にまで発育します。

    胚盤胞を細いカテーテルを使って子宮の中に戻します。

    この受精卵(胚)が、子宮の内側の膜に入り込み、着床して妊娠となります。
     
    受精卵(胚)を子宮に戻すことを胚移植(ET)といいますが、これは、受精・培養した胚だけを戻すので、自然妊娠や人工授精よりも妊娠する確率は高くなります
     

     
    卵管閉塞男性不妊重度の子宮内膜症抗精子抗体がある場合のほか、女性が35歳以上、治療を繰り返しても妊娠しない人にもおこなわれる治療です。

     

    体外授精の妊娠率を上げるための工夫です

    妊娠の確率を高めるために、1度に複数の卵子を採卵できるように、排卵誘発剤を使って複数の卵子を育てます
    その方法にはいくつかの種類があり、女性の年齢や卵巣の状態、治療経過などにより、その人にもっともあった方法が選択されます。
     
    1度に複数の卵子を採卵するとは言っても、多胎妊娠(2人以上の胎児が同時に子宮内に存在する状態)を防ぐため、移植する胚は原則として1個ときめられています
     
     
    移植せず残った胚があれば、凍結保存して、次の治療にそなえることができます。
     

    体外授精の着床前診断についてです!

    必要に応じて着床前診断も可能です。
    次世代シーケンサー(NGS)法という方法もあり、24種類全ての染色体を調べることもでき、着床率を上げて 流産率を下げる効果があります
     
    着床前診断で染色体の数が正常と判断された受精卵を子宮に戻した場合、年齢に関係なく、1個あたり70%が着床し、流産率は約10%まで下がるといわれています
     

    顕微(けんび)授精


     
    体外受精では、培養液のなかで受精をさせましたが、顕微(けんび)授精では、顕微鏡をみながら精子を直接、卵細胞質内に注入していきます
     
    精子の数が極端に少ないといった男性不妊に有効な治療法です
     
    男性の精液中に精子が見られない「無精子症」には、 TESE(精巣内精子採取術)で精巣内から精子を採取し、顕微授精を行います。

    体外受精・顕微(けんび)授精のメリット


     
    体外受精・顕微受精というと大変な手術のような感じがしますが、今は技術も進歩し、痛みはほとんどなく、多くの人がこの方法で赤ちゃんを授かるようになってきました。
     
    この2つ方法のメリットは卵子と精子が出会い、胚が育つところまでをショートカットするので、その部分に問題がある人にとっては妊娠に近づくチャンスとなるところです。
     
    具体的に言うと、「卵管に問題がある場合」や「精子の数が少なくてなかなか卵子までたどり着けない場合」には、とても良い治療方法です。

    体外受精・顕微(けんび)受精のデメリット


    この2つの方法のデメリットとしては、受精の部分に問題がなく、他の要因、例えば「卵子や精子の質の問題」、「子宮内膜の環境の問題」に対しては解決法とならない部分です
     
    また、経済的にも自由診療ですので費用負担が大きいところはデメリットになるかと思います。
     
    もう一つ重要なデメリットとして、2010年フランスで発表されたものを紹介します。

     
    体外受精だけでなく顕微(けんび)授精もふくめた生殖補助医療(ART)によって生まれた子どもは、そうでない子どもをかなり上回る確率で先天異常がみられるという報告が、発表されました。

     
    生殖補助医療には「体外受精(IVF)」や「卵細胞質内精子注入法(ICSI)」のほか、「女性が排卵を促すために受けるホルモン療法」などがあります。
     
    しかし、こうした方法で先天異常のリスクが高まることがあるという認識を生殖補助医療(ART)を希望する親たちに情報として広めるべきだと、発表した科学者チームは強く勧告しているのです。
     

    過去最大の研究で、フランス国内に登録される33の医療機関で2003~07年の間に、生殖補助医療によってうまれた1万5000人以上の新生児を対象に調査したものがあります。

     
    その結果、4.24%の割合で深刻な先天異常をもつ子どもが見つかり、自然出産の場合の2~3%を上回ったといいます💦

     
    「不妊が増え、より多くのカップルが妊娠に生殖補助医療(ART)を必要をしているなかで、ARTによって誕生した子どもたちにみられる異常を引きおこす原因について、できる限り多くのことを発見することが極めて重要だ」といわれています。

    生殖補助医療(ART)のオプションについて

    カップルの状況に応じて、補助や追加の治療が提案されます。
    さまざまなバリエーション、組み合わせがあるので、説明をよく聞いて選択しましょう。
     

    凍結胚移植

     
    体外受精してできた 胚(受精卵)を凍結して移植する方法です。
     
    4分割、8分割、胚盤胞など、どの段階まで培養して凍結するかは、医師の考えによりちがってきます。
     
    また、移植する周期には、薬によって理想的な子宮内膜にととのえるホルモン補充周期(HR周期)をおこなうことが多いようです。

     
    どうして、そのような方法がされるのかというと、採卵周期(排卵誘発をおこなった周期)は誘発剤の影響により「子宮が移植に適さない状態である」ことが多いのです。

    「子宮が移植に適さない状態」というのは「子宮内膜が薄い」、「卵巣が腫れている」などの状態のことです。 
     
    そこで、胚を一旦凍結すれば、短くても1か月は子宮を休ませることができます。
     
    なので、採卵周期移植に比べて凍結胚移植は、着床率は高くなり、流産率は低くなるのが一般的です
     
      
    ※胚の凍結・融解時には、胚の一部に「退行変性」が起きてしまうことがあり、そうなると移植できなくなります💦

    「退行変性」とは、細胞が小さくなったり、細胞が変質したり、消滅したりするということです。
     
    その退行変性が発生する確率は、胚のグレード(質)が低いほど高くなるため、「凍結胚」はある程度良好なグレードでなければいけません
     
    つまり、「全ての胚は凍結した方が良い」というわけではないのです

     
     

    胚盤胞移植

     
    「胚盤胞移植」とは、体外で卵子と精子を受精させてから子宮へと戻す体外受精において、受精卵を5~6日ほど培養して「胚盤胞」という状態に成長させた後に子宮へと移植する方法です。

     
    以前は4分割(2日目)や8分割(3日目)の受精卵を戻していました。
    今では、体外での長期培養が出来るようになって、着床直前に近い状態まで育ててから子宮に戻すようになりました。
     
    この「胚盤胞移植」の方が、受精してすぐの「初期胚」と呼ばれる段階で移植する「初期胚移植」にくらべて、受精卵が成長した段階になっているので着床しやすくなります
     
    なので、初期胚移植で着床できなかった場合に、胚盤胞移植へと進むことになります。

     
     

    アシステッドハッチング(AHA)

     
    アシステッドハッチングとは、胚移植のときに胚の表面の透明帯に穴を開けたりして着床率の向上をはかる方法です。

    アシストハッチングとも言います。

     
    通常だと、受精した胚は細胞分裂が進み、透明帯から脱出(ハッチング)して子宮内膜に着床します。
     

     

    しかし透明帯は胚の体外培養や凍結融解、加齢によって硬化するといわれています
    そこで卵の殻を少しやぶったり薄くしたりして、着床率の向上をねらうのです。
     
    これが「アシステッドハッチング」で、体外受精で、グレードのいい胚を移植してもなかなか着床しない(着床障害)ような場合におこなわれます
     
     

    その他

    漢方薬を使ったり、アメリカで老化予防のサプリメントとして知られるDHEAをはじめ、サプリメントを治療に取り入れるクリニックもあります。
     

    また、体の血流をよくする遠赤外線の温熱治療器なども活用されています。

    妊娠力を向上・維持させるためのサプリメントを詳しくはこちらで紹介しています!

    妊娠力を向上・維持させるための6つの方法(その3 サプリメント編)
    2017.6.6
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    治療戦略を考える

    不妊治療を取り入れるにあたって大事なのは、自分たちなりのプランを考える事!
     
    不妊治療は「妊娠の可能性を高めるもの」であって、必ず妊娠できる保障はありません。
     
    また、不妊原因や状況によっては、治療しても妊娠の可能性が低いことだってあります💦
    治療にどう取り組むか、自分たちで決める姿勢がとても大切です。
     
    そのときに、とくに考えなければいけないことは「女性の年齢」と「精子の状態」などです。
    女性の場合は、どうしても妊娠・出産できる年齢に限界がありますよね。

     
    また、妊娠には実際の年齢よりも、卵巣機能からみた「卵巣年齢」が重要になります。
    年齢が上がると若い年代のようには治療効果が期待できないのが現実なのです😿
     
    状況を総合的にみて自然妊娠がむずかしいと判断されたときには、より高度な不妊治療の力を借りることも考えることも必要となってくるでしょう。
     
    また、治療の効果を生かすためにも、健康なカラダづくりに目を向けてみてください
    母体が健康の状況でないと、妊娠したとしてもお腹のなかで胎児は成長してくれません!
     
    もちろん、「治療をしない」「もう少し様子をみる」という考え方もあります。
    ですが、後悔しないために、あまり先延ばしにせずに、「現在の状況」を把握してどんな可能性があるか、それについてどう考えるか、夫婦でよく話し合って下さいね!

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