あなたは毎日、ストレスを感じていませんか?

    不妊症の原因は、いろいろ考えられますが、とくに注目されるのがストレスです。

    心の作用と身体の機能はふかく結びついていますが、「生殖機能」はとくにこの影響をうけます

    なぜなら、生殖ホルモンの分泌をつかさどる「脳の下垂体」は、同時にストレスにも対応する器官だからです。
    ここではストレスが不妊にどのように関係するのか、また、妊娠力をあげるための対処法を紹介します。

    不妊とストレスの関係

    私たちがストレスを感じたり、それに反応を起こすとき、その主役は”脳”にあります。
    「いやだな」という刺激をうけると、脳の「本能を司る部分」と「理性を司る部分」が葛藤をおこします。

    そして、理性<本能=ストレス発生となります。

    脳は何とかこの状態に立ち向かうために、身体を戦う状態にしようとします。

    その時のホルモンの流れを紹介しますね!

    (視床下部と下垂体の位置を参考にして下さい)

    ストレス発生

    ①視床下部から「副腎皮質刺激ホルモン」(下垂体と自律神経に作用)を分泌します。

    ②副腎皮質刺激ホルモンが「下垂体」にいきます。

    ③下垂体は副腎脂質ホルモンを分泌し、副腎に戦うモードになるように命令します

    ④副腎は「コルチゾール」というホルモンを分泌

    ⑤ブドウ糖をつくり、血糖値をあげて戦いに臨もうとするわけです。

    ⑥コルチゾールは同時に、「脳の神経細胞を抑制する作用」を持っていますので、戦うモードが長く続くと(ストレスが長く続くと)免疫力や脳の働きが低下し、病気にかかりやすくなったり、治癒力が落ちたりするのです。

    このように、ストレスをうけると体にとって、とても良くない状態になるのですが、では、生殖機能への影響のメカニズムは、どのようになっているのかを紹介でします。

    強いストレス状態に長時間さらされると、脳の視床下部はその状態からカラダを守るための対応に追われます。

    この視床下部は、排卵や妊娠にかかわる生殖ホルモンの司令塔(コントロールするところ)でもあります。

    視床下部→下垂体のルートで分泌されるホルモンがだす指示として、「卵の発育」から「排卵子宮内膜の形成」などがあります。

    では、ストレスをうけると…
    ストレスによって視床下部→下垂体のルートが戦うモードのためにはたらく

    生殖機能への指令にまで手が及ばないという状態になる。

    排卵障害や着床障害、生理不順などの様々な不妊症の原因を引きおこすのです

    また、ストレスは女性だけでなく、男性不妊の原因でもあります。
    男性不妊には「射精」と「精子」が原因になるものがあります。
    たとえば、ストレスによって勃起不全になると射精がうまくできなくなり、男性ホルモンの低下が起きると性欲の減少や精子数の減少精子の運動率の低下につながってしまいます。

    このようにストレスや心の悩みは、想像以上に生殖機能に悪影響をおよぼすのです。
    「赤ちゃんがほしいのになかなかできない」
    「不妊治療がうまくいかない」
    「夫が理解してくれない」 などなど、赤ちゃんを望むあまりにストレスをつのらせる。

    そんな状況の人は多いのではないでしょうか?
    でも、そのような心の状態がかえって赤ちゃんの誕生を遅らせてしまう、ということもまた事実なのです。
    心が曇ってきたな、ストレスがたまってきたなと感じたら、大きく深呼吸して気持ちを切り替えましょう。

    ストレスと妊娠率や治療成績との関係

    ストレスが妊娠の成立やその継続に、どんな影響を及ぼすかは、これまで国内外でさまざまな研究がおこなわれています。
    その研究での色々な結果を紹介していきますね!

    1.「ストレスが妊娠の確率を低下させる可能性」について…

    NIH(アメリカ国立衛生研究所)の研究者は、妊娠を望む18〜40歳の274人の女性に、月経周期6日目に唾液中のストレスマーカー物質を測定し、その後、妊娠の有無を6周期にわたり調査しました。

     それによると、ストレスの目安とされる物質「アルファミラーゼ」の濃度が高いほど、妊娠率が低くなることが明らかになりました。


    年齢など妊娠率に影響をおよぼす原因を除いての調査で、アルファミラーゼの濃度により4グループに分けて、「最も濃度が高かったグループ」は、「最も低かったグループ」に比べて12%妊娠率が低下したという結果だったのです。
    このことから、「ストレスは妊娠しづらくさせる可能性がある」といわれています。

    2.「ストレスと治療成績は関係しない可能性」について…

    一方、体外受精の治療開始前のストレスレベルは、その周期の治療成績と関係しないことがイギリスの研究で明らかになっています。
    イギリス・カーディフ大学の研究グループは、これまでに実施された3,583組のカップルを対象にした14の研究データをもとにして、治療前のストレスが体外受精の治療成績にどのように影響するのか調査しました。

    それによると、体外受精の治療開始前のストレスレベルは、「その周期の治療成績と相関関係が見られなかった」という結果になりました。

    このように、ストレスと治療成績については、さまざまな結果があります。
    あなたは、どちらが正しいと思いますか?

    なぜ、そんな真逆の結果がでるの?

    それは、おそらくストレスによる影響は、さまざまな原因によって左右されるからだと考えられます。
    また、同じストレスのかかる環境に置かれても、そのことでどんな影響を受けるかは、個人差がとても大きいということもあるのでしょう。

    個人差が大きいならば、「自分自身がストレスに強くなって、多少のストレスに邪魔されないようになろう」と考えることが大切となってきます。

    それが、病気にならないためにも、妊娠するためにも必要なのではないでしょうか?

    ストレスに強い体質と環境をつくる

    心と身体ともにストレスのない生活を送ることが基本ですが、なかなか難しいものですよね💦
    ストレスの原因は排除できないとしても、ストレスに強い体質をつくることは可能ではないでしょうか⁉
    ここでは、カラダの中でココロの安定をつくり出すものについて取りあげます。

    血糖値を安定させる食習慣

    「血糖値」とは、血液中のブドウ糖の濃度のことをいいます!
     血糖値が急な上昇・下降を繰り返すと、ココロの状態が不安定になって、イライラしたり、キレやすくなる、
    またうつ病にかかりやすくなるとされます。

    血糖値の急激な上昇は、大量のインスリンの分泌を招き、それが急激に下降すると低血糖状態になってしまいます。
    これを繰り返すとインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病や不妊にも影響をおよぼすのです

    また、食生活が乱れたまま妊娠してしまうと、お母さんだけではなく
           赤ちゃんにも影響があります
    母体の血糖値が高いと赤ちゃんにつぎのような症状がでる可能性があります。

     

    ■先天奇形
    ■巨大児
    ■HFD児
    ■低血糖
    ■高ビリルビン血症
    ■多血症
    ■低カルシウム血症
    ■呼吸障害
    ■子宮内胎児死

    妊娠する前は正常でも、妊娠中に高血糖になる事があります!

    そして、糖尿病は不妊の原因だけでなく、流産の原因にもなります。
    もちろん死産もありえます。
    だからこそ、妊活中に食事は、とても大切なのです。

    血糖値を安定させるために気をつけたいこと

     

    ・砂糖を多く含む食品や清涼飲料水をさける。
    ・穀物は精製度の低いものをえらぶ。
    ・血糖値をすぐに上昇させる食品(高GI食品)よりも、ゆるやかに上昇させる食品(低GI食品)をえらぶ
    ・食事のときに食べる順番は、低GI食品から、中GI食品、最後に高GI食品の順です。
    ・空腹時のお菓子やケーキなどをさける。

    [低GI食品]野菜、海草類、豆類、肉類、魚類、全粒粉のシリアルなど
    [中GI食品]うどん、玄米、ライ麦パン、さつまいも、そば、パスタなど
    [高GI食品]白米、餅、食パンなど

    セロトニンの量とバランスを保つ

    「セロトニン」は、脳内の神経伝達物質です。
    脳にはたくさんの神経が張り巡らされていて、その神経の先端からセロトニンドーパミンやノルアドレナリンといった化学物質が放出されて、神経に情報を伝達しています。

    反対にセロトニンの量が安定していると精神も安定し、幸福を感じやすくするため、幸福ホルモン幸せ物質と呼ばれることもあるのです。

    そして、セロトニンが感情をコントロールすることで、嫌なことやショックなことがっても怒りや悲しみなどのネガティブな気持ちを引きずらず前向きな考え方にしてくれます。
    やはり、大変な妊活中には、とても大切なホルモンなのです。

    この脳内神経伝達物質は、体内で独自に合成されるのではなく、食事から取り入れたアミノ酸をビタミンやミネラルの働きによって変換させ、さまざまな伝達物質に合成しています。

    セロトニンを作る材料となるものは、必須アミノ酸の一種「トリプトファン」や分泌をうながすビタミンB6を多く含む食品です。

    【トリプトファンが豊富な食べ物】

     

    赤みの魚、バナナ、乳製品(チーズやヨーグルト)、ナッツ類(アーモンドやひまわりの種)、大豆食品(納豆や豆乳、豆腐)、そば、魚卵(イクラやタラコ)、かつお、バナナ
    どれも私たち日本人には身近な食べ物ばかりなので、朝食にも簡単に取り入れやすいものばかりですね。



    【ビタミンB6が豊富な食べ物】
     

    レバー、肉類、魚類、ナッツ類(ピスタチオ)
    ビタミンB6は魚類や肉類で全般に多く含まれます。
    肉や魚は量もとりやすいので、これら食品群をしっかりと摂取していればビタミンB6を十分に摂ることができるでしょう。
    肉や野菜以外だとにんにくもビタミンB6を摂取しやすい食品です。

    忙しくて食事の内容にまで気を使えない場合は、必須アミノ酸を多く含むものやビタミンB群を総合的にとれるサプリメントを上手に利用しましょう。
    アミノ酸やビタミンB群には疲労回復効果もあるので、体の疲れが辛い時にもおすすめです。

    また、セロトニンと似たはたらきをするギャバはサプリメントだけでなくギャバ配合チョコレートもあり、おやつ感覚でセロトニンを増やすこともできます。
    チョコレートはカロリーが少しお高めなので、食べすぎには注意ですが…💦

    また、セロトニンの合成されるときには、腸内細菌が深くかかわっています。
    食物繊維や発酵食品をとるようにして、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えることも大切です。

    妊活によい腸内環境を整えるサプリは、こちらの「乳酸菌」で紹介しています!

    妊娠力を向上・維持させるための6つの方法(その3 サプリメント編)
    2017.6.6
    [fontsize size="6"]あなたの飲んでいるサプリメントは、効果が出てますか⁉[/fontsize] 「サプリメント」というのは、痛み止めなどとちがって、飲んで一度で効果を実感するも…

    不飽和脂肪酸「オメガ3脂肪酸」などのバランスをよくする

    脂肪の構成成分である脂肪酸のうち、必須脂肪酸の「オメガ3脂肪酸」は、細胞膜の材料になります。
    脳内の神経伝達物質も例外ではなく、これらの必須脂肪酸の量とバランスが、脳の機能にも強く影響します。

    うつ病の緩和や神経状態の安定に関係すると研究報告が相次いでいます!

    また、妊活中だけでなく、どの年齢層の人でも、オメガ3脂肪酸の恩恵を受けることができるといわれています。

     子供は知力が発達し、大人は生活習慣病のリスクが下がり、また高齢者であれば認知症の予防にもなります。


    しかし、現代に特有の食生活では、オメガ6脂肪酸が過多になり、オメガ3脂肪酸が不足しがちなのです。

    オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスをよくするには、揚げ物や炒め物などの加熱調理には、エキストラヴァージンのオリーブオイルを使いましょう

    亜麻仁(あまに)油やしそ油、エゴマ油は、加熱するとその中のアルファリノレン酸が酸化してしまうので、サラダのドレッシングなどにするなどして生のまま摂取するほうが良いでしょう。

    また、週3回はサバやマグロ、サンマなど、脂ののった魚を食べるようにしましょう。
    トランス脂肪酸を含むマーガリンや、ショートニングを使った加工食品やスナック菓子、ファーストフードなどは、出来るだけさけるように気を付けたいものですね💦



    ストレスをやわらげる

    さけることができないストレスならば、ストレスを和らげる方法について知っておきましょう。

    世界注目の「次世代オメガ3」+ 1日に必要なビタミンサプリ【南極クリルビタミン】



    「南極クリルビタミン」って何?

    南極クリルビタミンは、南極オキアミから抽出した「クリルオイル」と「8種のビタミン」を配合したサプリメントです。

    はい!分かりやすく説明していきますね!質問をどうぞ!
    「オキアミ」って何?
     

    オキアミは、動物プランクトンの一種で世界中の海に分布しています。
    南極オキアミは、体長が約6cmあり大型で、栄養素を豊富に含んでいます
    また、地球上最も環境汚染が少ない南極大陸に生息しているため、安全性が高いことで知られています。

    ちなみに、その南極オキアミから抽出されたとても貴重な脂質成分が「クリアオイル」なのですよ!

    「クリアオイル」と「フィッシュオイル」何がちがう?
     
    南極オキアミから抽出される「クリルオイル」には、「不飽和脂肪酸であるEPAやDHA」が多く含まれています。

    EPAやDHAは体内で生成できず、不足しがちな栄養素といわれている成分です

    EPAやDHAはクリルオイルとフィッシュオイルで摂取することができますが、フィッシュオイルに含まれているEPAやDHAは、「トリグリセリド型オメガ3」と呼ばれ、親水性に難点があり、酸化されやすいという弱点があります

    一方、クリルオイルに含まれるEPAやDHAは、リン脂質と結びついています。
    クリルオイルは約40%がリン脂質で、リン脂質は流動性が大きく、体内の脂質と構造が非常に似ているため、EPAやDHAの体内での吸収率が飛躍的に高くなり、効率よく吸収することができます

    また、NIRS(脳計測装置)などの検査においても、多くの不飽和脂肪酸が入っているフィッシュオイルよりも、クリルオイルの方が脳の血液量が増え、脳の情報処理能力の指標とされている「P300」と呼ばれる脳波の向上が見られました!

    「クリアオイル」で20歳脳が若返る⁉

    先ほど出てきた「脳波P300」というものですが、これは、単調な作業では出てきませんが、複雑な判断や行動が必要なときには出現する脳波です。

    脳の若返り実験時の基準とされており、このP300が出てくるまでの時間は、加齢によって長くなるため、1歳年をとるごとに平均1.0~1.2ミリ秒ずつ遅くなるといわれています。

    60歳から72歳までの健康な男性にクリルオイルを摂取してもらい、検査したところ、脳波が20ミリ秒短くなりました。
    クリルオイルを12週間摂取することで、脳機能が20歳程度若返ったデータ結果となりました!



    妊活+ストレス=「南極クリルビタミン」抗酸化作用!

    妊活の話しからズレてますよー!

    いえいえ!この「南極クリルビタミン」は…!

     
    「南極クリルビタミン」は、老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用があります!
    と、いうことは「精子」や「卵子」の老化防止にも一役かってくれそう!
    ストレス緩和にも「抗酸化作用」は期待◎

    前述でも、母親が摂るオメガ3脂肪酸の量は、胎児の成長にも影響がある!とお話ししましたよね⁉
    なので、「南極クリルビタミン」を普段から夫婦で摂取しておくことは、体調管理にも妊活にも大変オススメなのです!

    クリルオイルに含まれる成分の働き

    【EPA】

     

    EPAは血液循環に働きかけ、生活習慣の改善をサポートする成分です。
    また、中性脂肪やコレステロールにも作用し、血液をサラサラにする働きがあるといわれています。



    【DHA】
     

    DHAは、脳や神経組織の機能を高める作用で知られている成分です。
    神経伝達物質の量を増加させ、また、情報伝達の能力を向上させる働きがあるといわれていて、記憶力や学習能力を向上させるために必要不可欠な成分といわれています。



    【アスタキサンチン】
     アスタキサンチンは、カロテノイドの一種である天然の赤色色素で、老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用があることで知られています
    血流循環への働きかけや、免疫機能を高める作用があるともいわれています。


    「毎日摂るものだから、必要なものを1回2粒で摂りたい。」
     

    南極クリルビタミンは、そんな我がままな要望にこたえて、1日分2粒に240mgのクリルオイルを配合
    プラス、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、Eの8種のビタミンを配合しています!

    すべての成分で、1日当たりに必要な栄養素の100%以上がふくまれていて、マルチビタミンとクリルオイルを同時に摂ることにより
    抗酸化作用を高める
    現代のストレス社会においての、生活習慣、栄養不足、肌の老化の改善
    ピルやホルモン剤による血液のドロドロ化防止など
    色々な健康改善をサポートしてくれます!

    毎日摂るものだからこそ、安心の残留農薬200種類検査済みのクリルオイルを使用し、粒が小さく臭いの少ないカプセルタイプに設計された、こだわりの日本製サプリメントを選びたいですね!

    世界注目の次世代オメガ3 + 1日に必要なビタミンを配合【南極クリルビタミン】

    テンダー・ラビング・ケア

    「テンダー・ラビング・ケア」という言葉を知ってますか?」

    「テンダー・ラビング・ケア」TLCは、「Tender Loving Care」という医療の専門用語の一つです。

    今、日本全国では独立したホスピス5か所と、病院に附属して癌末期の患者を収容する緩和ケア病棟、が全国で約220あります。
    がんで死亡する日本人は1年に約34万人もいますが、緩和ケア病棟で死亡される人を収容出来る病床はそのニーズの1.3%にとどまっています。

    このPCU(緩和ケア病棟)では、いよいよその患者が1両日のうちに死亡するということが、担当医によって判定されると、
    昼間の勤務の看護師も、夜勤の看護師も、勤務時間を超過しても、患者が死亡されるまで、患者の傍(かたわ)らにいます。
    あたかも患者とともに死ぬような思いです。

    最期のケアが始まる時には、担当の看護師は入院の記録の中に日付と時間とともに、「テンダー・ ラビング・ ケア」略してTLCと書き、サインをします。

    テンダ―とは「心優しい」という意味です。

    優しい愛のケア」が、「テンダー・ラビング・ケア」なのです。

    その方法は、投薬や外科的な治療ではなく、“優しく、愛情を持って”患者に接し、そして、いたわるという、ごくごく単純な治療法なのです。

     そのごく単純な治療法の「テンダー・ラビング・ケア」が、流産を繰り返す習慣流産のカップルの治療法として、注目されているのです!


     2006年、ヨーロッパ生殖医学会の専門誌で、習慣流産の検査や治療についてのガイドラインが発表されました。
    イギリスやデンマークの研究チームが、それまでの信頼度の高い研究報告を一つにまとめ、分析した結果、習慣流産の夫婦におこなわれるべき確立された治療法は「テンダー・ラビング・ケア」だけだったのです。
    もちろん、喫煙やダイエット、飲酒についてのアドバイスも有効で必要なこととしています。


    専門家の間で、「テンダー・ラビング・ケア(TLC)」が知られるようになったのは、1984年にスウェーデンの研究チームが発表した論文です。
    連続して3回以上流産を繰り返した女性195人を9年間追跡調査したところ、195人の流産の総数は773件、なかには13回流産した人もいました。

    TLCを受けたグループと受けなかったグループに分けて、原因のあるカップルには適切な治療をした結果、TLCを受けなかったグループでは33%に対し、TLCを受けたグループでは86%のカップルが出産したのです

    流産を繰り返すメカニズムは、まだ医学的に十分に解明されていないため、決定的な治療法がありません。
    たとえ流産を繰り返す原因があったとしても、さらにストレスが流産を引きおこすというたしかな証拠がなくても、いえる事が1つあります。

    それは、「心の不安感は流産に影響している」ということです。

    TLCが物語るのは、もしも強いストレスを受けたとしても、「パートナーや周りの人との愛情のある関係の中で、安定した気持ちを取り戻すことができる」ということなのでしょう。

    愛情ホルモン「オキシトシン」

    愛情ホルモン」と呼ばれるのが「オキシトシン」です。

    「オキシトシン」とは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、9個のアミノ酸から出来ているペプチドホルモンです。

    オキシトシンは、出産の時に子宮筋を収縮させ分娩を促したり、授乳時に乳汁を出しやすくするための「分泌促進作用ホルモン」として知られています。

    今では研究が進み、親が子供を抱いたり触れることで、親と子供の両者からオキシトシンが分泌されることがわかっています。

    母親に抱っこされたり触れられる機会が多い、愛情を受けた子供のオキシトシン量は高く、母親から愛情を受けずに育ったこともは逆に低いというデータもあります。
    このようにオキシトシンとは、他人への安心感や信頼感、愛情を形成するのに重要な役割を果たしています。

    オキシトシンの効果は母親と子供だけではなく、夫婦間や恋人、親友同士の結びつきにも関係していると言われています。
    人が他人を信用したり愛したりする時には、脳内でオキシトシンが分泌されているのです。

    【オキシトシンの心にあたえる作用】

     
    ・人間関係を円滑にする
    ・ストレスを軽減させる
    ・安心感や信頼感が生まれ、
    ・性行動がうながされる
    ・愛情を高める

    オキシトシンをふやすには…

    食べ物を通して、体に良い影響をもたらすオキシトシンを増やせれば、簡単でうれしいですよね。

     しかし、たとえオキシトシンをふくむ食べ物を食べたとしても体内のオキシトシンを増やすことはできません。

    というのも、オキシトシンは9個のアミノ酸で形成されたホルモンなので、小腸で吸収するには分解する必要があるからです。

    分解されてしまうとオキシトシンとは別の物質になってしまうので、どんなにオキシトシンをふくむ食べ物を食べても、体内のオキシトシンを増やすことにはならないのです。

    ガーン!じゃあ、どうすればいいの?
    食べ物で増やせないなら、スキンシップで増やしましょう!

     
    オキシトシンの分泌は、カラダにリズミカルにタッチすることや運動によってもうながされます。
    パートナーとお互いにマッサージをし合ったり、ウォーキングなどの運動がおすすめです。
    これらはストレスに強い体質づくりに役立つとともに、パートナーとの絆を強くすることにもつながることでしょう。


    私たちの情緒や気分は、気合いや努力で、どうにかなるものではありません。
    それらに強い影響をおよぼす、血糖値の動きや脳内神経伝達物質、脂肪酸、ホルモンの量やバランスを整えることで、気分が安定するようになり、ストレスに強い体質になるのです。

    それには、バランスよく健康的な食べ方をして、パートナーとふれあい、カラダを動かすことが大切ということです
    これらを続けることで、妊娠する力も高まるはずです。

    食べるものがカラダをつくり、毎日の生活習慣がココロをすこやかに保つことを、意識しましょう。
    よい方向に作用させるのは、自分次第ということなのです。



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